Snoop DoggとDaz Dillingerの緊張関係が、再び新たな局面を迎えた。Snoopは従兄弟であり長年のコラボ相手でもあるDazに対し、「ぶっ壊す」と警告した――ただし“ビジネス面で”と強調している。
今回の火種となったのは、Dazが最近行った発言だ。彼は、Snoopが自身の経済的利益のために、Tha Dogg Pound の2024年アルバム『W.A.W.G.(We All We Got)』でのプロデュース参加を妨げたと主張した。このアルバムは、Snoopが所有するDeath Row Records からリリースされている。
DazはInstagram Stories の動画でこう語った。
「Snoopは俺にこのアルバムをプロデュースしてほしくなかったんだ。あいつはプロデューサー全員と“自分が半分取る”って契約を組んでたからな。Snoopは『Daz にはアーティストだけやらせたい』って言ってた。Death Rowで俺に求めてたのはそれだけだ。ソロアルバムを作りたがってたけど、俺にはプロデュースさせたくなかったんだ。まったく、Death Row Recordsは俺から金を盗んだんだよ!」
さらに Daz は、自身のYouTube にアップしたインタビュー動画でも不満をぶちまけた。Snoop Doggが自身の知的財産を勝手に商標登録し、Death Rowのカタログをめぐる10億ドル級とされる取引のために売ろうとしていると訴えた。
Dazは Tha Dogg Poundの“肉球ロゴ(paw)”を例に出し、こう続けた。
「肉球は商標なんだ。Snoop にも言ったが、あいつは拒否して、俺は承認しなきゃいけない。なぜなら金のなる木だからだ。肉球は Apple のロゴみたいなもんだ。あいつらは俺の背後で全部商標登録しようとして、それを俺に見せつけてきた。『そうだよ、俺たちが全部手に入れたんだ。これでユニバーサルに10億ドルで売るんだ』ってな。ふざけんな。俺のもんを勝手に売るな。」
Dazはさらにこう主張した。
「奴らはカタログ権利でみんなに金を払ってるふりをしてるだけだ。Snoopは『みんなに出版権を返す』って言ったけど嘘だ。Death Rowを買ってから誰にも払ってない。アーティストを飢えさせようとしてる。でも俺はそうはいかない。俺はただ、自分の取り分が欲しいだけだ。」
Daz の爆弾発言を知った Snoopは、SNS にアップした動画で鋭く反撃した。
「お前、俺のことを憎む以外にやることないのか?」と怒りをあらわにし、続けてこう警告した。
「そのうちブッ壊すからな、いとこよ! ガチで。殴るんじゃねえ、ビジネスでだ。お前今めちゃくちゃ金欠なんだろ? だからビジネスでブッ壊してやるよ。放っとけ。マジで放っておけ!」
Dazは Instagram で反撃し、次のように書き込んだ:
「アイツ怒ってるな……今度はビジネスで俺をブッ壊すってよ。Death Row にあった俺の全てを盗もうとして、偽造サイン使ってロイヤリティも払わず、スタッフの給料に俺たちのロイヤリティ使いやがって。アーティストよりスタッフの方が稼いでるんだぞ。昔 Suge を訴えたけど、今回もいとこを訴えるべきか?全部俺名義だ。出版権の番号は変わらん。泥棒じゃない限りな。俺は飢えさせられねぇ。俺は独立してるんだ。自分の船を自分で動かしてきた。ずっとな。お前はちっさいビッチだ。」