ニューヨーク拠点の5人組コレクティブWHATMOREが、新曲「jenny’s」をリリースした。
今作は、WHATMOREのジャンルを超えたサウンドをさらにオルタナティブな方向へと押し広げる1曲。アコースティックギターのストロークに乗せたJackson Augustの繊細なボーカルで幕を開け、次第にハーモニーが重なり合いコーラスへと展開していく。その後、クリアなドラムループが加わると、Sebastianoが「Jennyとの関係」や「彼女の未来」に疑問を投げかける内省的なバースを披露している。
ニューヨーク拠点の5人組コレクティブWHATMOREが、新曲「jenny’s」をリリースした。
今作は、WHATMOREのジャンルを超えたサウンドをさらにオルタナティブな方向へと押し広げる1曲。アコースティックギターのストロークに乗せたJackson Augustの繊細なボーカルで幕を開け、次第にハーモニーが重なり合いコーラスへと展開していく。その後、クリアなドラムループが加わると、Sebastianoが「Jennyとの関係」や「彼女の未来」に疑問を投げかける内省的なバースを披露している。
goku sasakiが、最新アルバム『sid and goku』より「drac cray」のミュージックビデオを公開した。
“drac cray”は、goku sasakiによる子供心あふれる断片的な言葉遊びが多用され、現行のシーンを再解釈するような一曲。ビートはsidが担当し、その特有のリズムに対して、goku sasaki独自の解釈がサウンドとして落とし込まれている。
今回公開されたMVのディレクターには京都在住のヴィジュアルアーティストkoot neimiが監督を担当。
インターネットと現実における人間関係や距離感、価値観のずれを、重たくもユーモラスに表現しており、内省的かつシニカルでありながら、どこか純粋な子供心からくる視線が表現されている。
大阪府熊取町出身のラッパー・CHAN4による2ndアルバム『Hanabi』が2025年9月5日(金)リリース。収録曲「Inna Hood (prod by ENDRUN)」のMVが公開となった。
花火の刹那的な美しさをタイトルに冠した本作は、ラッパーのライブショーケースさながらの魅力を放つ全11曲を収録。瞬間的に輝き、散りゆく花火の美しさがアルバム全体のテーマとして息づいている。
大阪と沖縄を跨いで制作された今作は、沖縄からKK、関西からSTEEL、yup、NeVGrN、SOMAOTA
等をフィーチャリング・アーティストに迎え、国内外の8人の精鋭ビートメーカーがCHAN4の叙情豊かなラップを彩る。ジャケットデザインはcpnnnが担当した。
また、収録曲「Inna Hood (prod by ENDRUN)」のMVが本日19:00に公開。リリース同日に公開された「Sit Down Please Feat. STEEL (prod by Origamibeats)」のMVと共に楽しんでいただきたい。
全員が映像ディレクターのクリエイティブクルー”Enn”から、ディレクターとシネマトグラファー両方の観点からクリエイティブを行う、リーダーのHeuristicが制作を手掛けている。
PAXとBESによるジョイントアルバム『CHEMICAL REACTION』のデラックス版がリリース!A-Thug、MIKI、Ballheadが参加した新曲3曲が新規収録となり、収録曲「アシタノキノウ」のMVが公開となった。
SCARSの一員として今も尚シーンの最前線で活動するラッパーBESと、1998年生まれ世田谷区三軒茶屋出身のラッパーPAXが、2024年8月にリリースしたジョイントアルバム『CHEMICAL REACTION』のデラックス版がリリース。
Alto、DJ Kem、endrun、Good rough、MASS-HOLE、MIKI、SCRATCH NICE、SOUSHI、16FLIPのビートメイカー陣に加え、DIRTY JOINT、ISSUGI、MUDがフューチャリングで参加した豪華かつドープな名前が揃ったアルバムに、新たに新録が追加された本作。
盟友A-Thugが参加したサマーチューン「アシタノキノウ」、福井のビートメイカーBallheadがプロデュースを手がけたヘビーで煙たいパーティーチューン「UTAGE 宴」、KANDYTOWNのMIKIがリミキサーとして参加した「WE NEVER STOP (feat. DIRTY JOINT)」のRemixを追加収録。1年の期間を経て、世代を超えた二人の共鳴がよりドープな仕上がりとなり、正に『CHEMICCAL RECTION』の完全版となるアルバムとなっている。
神奈川県綾瀬の新星ラッパー、Leviryiの1stアルバム『狼』から「B-2 feat. XakiMichele」のMVが公開となった。
8月にリリースした1stアルバム『狼』より、客演にアルバム全般のレコーディングエンジニアも務めた盟友XakiMichele、プロデューサーにVirzy Gunsを迎えた「B-2」のミュージックビデオが公開された。
Virzy Gunsが手がけた個性的でハードなTRAPビート上で、LeviryiとXakiMicheleの巧みなスタイルのフロウが聴ける1曲に仕上がっており、映像ディレクターは過去に「25 (freestyle)」も手がけたLeviryiが信頼する映像作家SKYWALKERが担当している。
Merry Deloが、最新EP『NEW M3』をリリースした。
本作には、BAD HOPのメンバーであり今年7月11日にリリースした初のソロアルバム『The Best Forever』も話題のYellow Patoや、和歌山県出身でljやMIKADOとのコラボレーションでも注目を集めるTOFUが客演参加。ビートは全曲MisterBeeがプロデュースし、Merry Deloの進化したフローとリリックを味わえる一作に仕上がっている。
また、「More Than a Friend (feat. Yellow Pato)」のMVも公開となっている。
CFN Malikが、最新シングル「Haterz Mad」をリリースした。
批判や否定の声と対峙し、⾃らの存在と信念を叫ぶ⼀曲。ヘイターズに対する屈しない強さを、ハードなビートと鋭いリリックが絡み合い、彼が歩んできたリアルな経験と揺るぎない⾃信を⼒強く伝える1曲となった。
ミュージックビデオはBLACKEYEPATCHがサポートをしており、ディレクターをHiroki Yoshida、スタイリングをストリートやカルチャーのマインドを忘れない新しい感覚を持つ⼥性のためのライフスタイルブランド『KOWGA』を⼿がけるKasumi Kowgaと、過去と現代のカルチャーを融合させることで⾃分らしさを表現するファッションブランド『LONER』のHiroto Yoshikawaが手掛けている。シングルのジャケットは様々なアートピースを⼿がける若き新鋭アーティストのKashntsを起⽤した。
ISSUGI & GRADIS NICEによるダブルネームシングル「DigDag」がリリースとなった。
メロディアスなフックに力強さと情緒を感じさせるリリック。アーバンな雰囲気を体現する2人の現在地を印象づける1曲。コラボアルバム以降も活発に動き続け抜群のコンビネーションを聴かせる2人から耳が離せない。またc.h0c0 (Tha Jointz)が監督を務めたMVも公開された。
Cardi Bはまだ全力でやり合う気だ。リークされた電話の音声で、Ice Spiceをノックアウトすると脅していたことが明らかになった。
Complexによると、Cardi Bは同じブロンクス出身のIce Spiceについて非常に攻撃的に話していた。今週、Ice Spiceのマネージャー、James Rosemond Jr.とCardi Bとの電話でのやり取りの音声がリークされた。どうやらCardi BはIce Spiceと確執についてマネージャーに対して激怒しているのが聞こえる。「みんなに見せてやる、私はLattoじゃない」と彼女は言い、「ぶっ飛ばしてやる。ノックアウトしてやる。みんなな。ぶん殴ってやる。RiotUSAも仲間にぶん殴らせる。みんな、わからせてやる。私を臆病者のLattoだと思ってるのか?」と続けている。
🚨| Cardi B audio leak regarding Ice Spice:
— FRL (@FemaleRapLIVE) September 30, 2025
— "I'm not p*ssy like Latto. You think I'm Nicki? Imma f*ck her up… all y'all. Imma get Riot beat up by my n*ggas. Any red carpet, any show, any event." pic.twitter.com/ybADgQUzZC
その後、Cardi Bと思われる人物はIce Spiceを電話にでるように求めるが、Ice Spiceは応答せず。「ぶん殴ってやるぞ、みんな。ぶん殴る。レッドカーペットでも、どんなショーでも、どんなイベントでも、Ice Spiceを見かけたらぶん殴る。やってやる。前に言った通り、あいつなんて問題ない。」とCardi Bは語っている。
Bossipによると、このクリップはすぐに拡散され、Cardi BはXで対応した。「その時は熱くなって暴言を吐いたけど、Lattoはめちゃくちゃ尊敬してる!! 彼女と彼女のチームのことも全て尊敬してる… そして完全に間違いだ!本当に尊敬してる人にはきちんと謝る必要がある、そしてこれが公の謝罪。あとで彼女にはバッグを買うつもり。」と彼女は書いた。また、Cardi BはIce Spiceのマネージャーがこの電話をリークし、Ice Spiceの新曲「Baddie Baddie」のための仕掛けとして使ったと非難している。
Metro Boominと21 Savageは、Hip-Hopにおける最も象徴的なデュオの一組です。そして、この二人が再びファンを熱狂させています。グラミー賞にノミネートされたプロデューサーMetro Boominが、21 Savageと一緒にスタジオで撮影した写真をSNSに投稿し、キャプションにはシンプルに「back 2 the basics @21savage 原点に戻って」とだけ書き添えました。
それだけでインターネット上は憶測モードに突入。コメント欄ではすぐに「Savage Mode IIIが来るのでは?」という声や「2016年のMetroと21のエネルギーが必要だ」とあるユーザーはコメントしています。
Metroと21のコラボレーションの歴史は、それ自体が証明です。2016年のブレイク作「Savage Mode」は二人のシグネチャーサウンドを確立し、デュオとしての強さを見せつけました。このアルバムには「X」やタイトル曲「Savage Mode」といったファン人気の高い楽曲が収録されています。そして4年後には続編「Savage Mode II」をリリースし、Billboard 200で初登場1位を獲得。瞬く間にモダンクラシックと称賛されました。これらのプロジェクトを通じて、二人は「Bank Account」「Runnin」「X」など、最も記憶に残る作品を生み出してきました。
現在、ファンは「Savage Mode III」の制作を期待せずにはいられません。このタイミングでの写真公開は、さらに期待を高めることになりました。Metro Boominは最近、性的暴行に関する訴訟をクリアし、依然として音楽界で最も需要の高いプロデューサーであることを証明しています。一方、21 Savageも注目を集めており、長く噂されていたLattoとの交際をついに認めたり、Akademiksとの最近のインタビューで新アルバムが控えていることを明かしたりしています。
Metroも21も、今回のスタジオセッションで何を制作していたのかはまだ明らかにしていません。しかし、この二人が手を組めば…歴史は繰り返される、とファンは期待を抑えられません。
Kehlaniは、AIアーティストが大型レコード契約を結び、チャートで成功を収めたことを受け、音楽業界が人工知能を受け入れる姿勢に強く異議を唱えた。
グラミー賞ノミネート経験のある彼女は、今週TikTokに投稿した動画で、ミシシッピ州のソングライター Telisha “Nikki” Jones が生み出したAI生成アーティストXania Monetが、Neil Jacobsonとそのレーベル Hallwood Mediaとの間で高額契約を結び、スタジオに一度も足を踏み入れることなく R&Bアルバムのトップ5入り を果たしたニュースに反応した。
「AIのR&Bアーティストが、数百万ドルの契約を結んで、トップ5のR&Bアルバムを持ってるのよ。その人間は何の労働もしていないのに。」とKehlaniは語った。
Telisha “Nikki” Jonesは歌詞を書き、AIプラットフォームSunoを使ってボーカルや音楽を生成している。Billboardによれば、このプロジェクトはすでに数百万回のストリーミング再生を獲得しているという。
30歳のKehlaniは、音楽制作におけるAIの役割が拡大することでミュージシャンの生計が脅かされる と警告。
「AIは曲全体を作れる。全ての歌を歌えるし、全てのビートを作れる。」と彼女は述べ、特に人間の労働を機械生成のコンテンツで置き換えようとする業界の姿勢を厳しく批判した。
「これは私たちの手に負えない領域にまできている。地球上の誰も、AIを正当化できる理由を私に示せない。特にクリエイティブな芸術においては絶対に無理。人々はそのために努力してきたし、訓練してきたし、床で寝ながら頑張ってきたし、怪我を負ってまで取り組んできたし、一生をかけてきた。その努力を無視するAIを私は尊敬できない。」
さらに、今年初めに米国著作権局も見解を示しており、AIは人間の創造性を補助するツールとして利用できる一方で、「表現的要素が機械によって決定される作品は著作権保護の対象にはならない」 と明確化している。
デビュー作「Invasion of Privacy」から7年経ち、Cardi Bが待望のセカンドアルバム「Am I the Drama?」をリリースしました。23曲入りの本作には、Megan Thee Stallion、Janet Jackson、Kehlani、Cash Cobain、Tyla、Lizzo、Summer Walker、Selena Gomezといった豪華ゲストが参加しています。
しかし、注目を集めているのは豪華ゲストではなく、彼女が繰り出す強烈なリリックの数々。待望の新作で、Cardi Bはライバルたちに次々と矢を放っています。
最も直接的でダメージの大きいディスを受けたのはBIAではないでしょうか?昨年、楽曲盗用をめぐってCardi Bと対立して以来、不仲が続いている相手です。
アルバム収録曲「Pretty & Petty」では冒頭から攻撃開始。
「Name five BIA songs, gun pointed to your head / Bow! I’m dead. BIAの曲を5曲言ってみろよ、頭に銃突きつけられて / バン!もう終わりだな」
さらに続けて、「Diarrhea BIA, breath so stank you can smell her ‘fore you see her” and “You damn near unemployed / They only book you when they can’t afford Coi [Leray]. 下痢みたいなBIA、息が臭くて姿見る前に匂いでわかる。ほとんど失業中じゃん / Coi Lerayの代わりでしかブッキングされない」と痛烈な言葉を浴びせました。
また「Magnet」では、JTとLil Uzi Vertのカップルにも矛先を向けています。
「Now let’s talk about this hating-ass bitch, ungrateful-ass bitch. この嫉妬深いクソ女、恩知らずなクソ女について話そうか」とバース2で攻撃開始。
更に、「All that dick ridin’, still ain’t get no feature-ass bitch / She just mad she got a n-gga she be sharin’ bags with / My n-gga cheat, but I don’t stick no dildos in his ass, bitch. 男に媚びてもフィーチャー取れなかったクソ女 / 彼氏と金をシェアしてるだけ / うちの男は浮気するけど、自分のプライドや体を貶めてまでその男にすがらない」
さらにIce Spiceにも飛び火。「Slow-face bitch, whose spot is you takin’? / My spot’s forever, ho, I’m like a Dalmatian 鈍いクソ女、お前が奪える(スポット)ポジションなんてない / 私の場所は永遠、ダルメシアン(生まれつき斑点スポットを持った)みたいに」とラップ。これはIce Spiceの楽曲「BB Belt」へのアンサーだと見られています。
Ice Spiceは「BB Belt」で「Fallin’ behind like, bitch, pick up your pace / It was funny ‘til I took her place.遅れてんじゃねーよ、ペース上げろクソ女 / 奪ってやるまで笑ってたけど、もうすでに私の場所になった。」とCardi B挑発していたのです。
7年越しのCardi Bのセカンドアルバムは長らく待たれましたが、彼女の“復帰戦”は一切手加減なし。真っ向勝負のリリックで、ヒップホップ界に再び旋風を巻き起こしています。
2025年、ヒップホップは注目のアルバムをいくつも輩出してきましたが、安定した商業的ヒットには欠けている状況です。
Joey Bada$$は最近、2025年は記憶に残るほど強力なHip-Hpoの年だと主張しました。さらに、2020年代で最高の年だとし、その理由としてこれまでにリリースされたアルバム群を挙げています。
「Westside Gunnの作品が2枚、JID、Clipseの再結成アルバム、Larry June & 2 Chainz、Chance the Rapper、Freddie Gibbs & The Alchemist…」
確かに説得力のある指摘ですが、チャートの動きを見ると全体的にはやや低調に映ります。
「Hip Hop All Day」によると、最新のSpotifyグローバルデイリーチャート200曲のうち、ラップ曲はわずか4曲しかランクインしていません。このチャートは1日の再生数に基づいています。ちなみに5年前の同じ日には56曲がランクインしていたとのことです。
さらに深刻なのは、この結果が9年前に同チャートが始まって以来、最悪の成績であること。そしてランクインしている4曲はすべて2024年以前の楽曲だという点です。
ランクインしているのは、The WeekndとPlayboi Cartiの「Timeless」(2024年)、Don Toliverの「No Pole」(2023年)などです。
SpotifyのグローバルチャートでHip-Hop曲のエントリーが過去最低(200曲中わずか4曲)になったのは、単に「人気が落ちた」というよりも業界やリスナーのトレンド変化が大きいと思われます。
この様な背景が重なった結果がHop-Hop曲がランクインしない状況ではないでしょうか。
『HYPEBEAST』によるプレイリスト企画“HYPEBEAST SOUNDS”が、音楽ストリーミングサービス『Spotify』で昨年8月よりスタートしたのはご存知だろうか?日々リリースされる膨大な楽曲を前に何を聴けばいいか分からないという(贅沢な)悩みを抱え、結局決まりきったものばかり聴き続ける毎日を送る読者の方も少なくないだろう。そこで『HYPEBEAST』編集部が毎月2度にわたり、洋邦問わず新譜を中心にこの時代を生きる人々にとって共有資産になりうる“Hype”な楽曲をピックアップしお届け。日々のルーティンにサプライズのつもりでアーティストやジャンルに固守せず聴けば、ディグる楽しさを思い出し広がる世界があるはずだ。
第22回目は6月1〜15日にリリースされた30曲を追加。アメリカ・ジョージア州出身のQuavo(クエイヴォ)、Offset(オフセット)、Takeoff(テイクオフ)の3MCによるヒップホップトリオ Migos(ミーゴス)の3部作の最終アルバム『Culture III』からFuture(フューチャー)を客演に迎えた“Picasso”、シカゴ出身の若手気鋭ラッパー Polo G(ポロ・G)の3rdアルバム『Hall of Fame』からDaBaby(ダベイビー)をフィーチャーした“Party Lyfe”、Lil Baby(リル・ベイビー)とLil Durk(リル・ダーク)のコラボアルバム『The Voice Of The Heroes』からタイトル曲の“The Voice Of The Heroes”、フロリダを拠点に活動するアーティスト Qのニューアルバム『The Shave Experiment – Director’s Cut』から“It Won’t Get Ya”、韓国・ソウル出身で現在はアメリカで活動する女性ラッパー REI AMIのニューシングル “RICKY BOBBY”、現代のジャパニーズ・ヒップホップシーンを牽引するプロデューサー KMの2ndアルバム『EVERYTHING INSIDE』からラッパー C.O.S.A.をフィーチャーした“The Way”、埼玉県を拠点に活動しているシンガーソングライター/トラックメイカー Momの新曲 “心が壊れそう”、和歌山県出身のマルチアーティスト/ラッパー 釈迦坊主のニューシングル “loess”、台湾出身のシンガー ASA Wuの新曲 “MO-MO”などをセレクトしている。
音楽とはアーティストの思考と感情、そして時代を映す“生もの”であるのでくれぐれもお聴き逃しのないように。そして次回のアップデート(7月1日)をお楽しみに。
年明け早々にヒップホップ・シーンを騒然とさせたDr. Dre(ドクター・ドレー)の緊急搬送のニュース。集中治療室を経た診断の結果、彼は脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)を患っていることが分かり、生死を彷徨う出来事ではあったものの数日後には退院していたが、退院後初めて緊急搬送について語った。
『Los Angeles Times』の取材に応じた御年56歳のDr. Dreは、「本当に奇妙なことなんだよ。俺は高血圧になったことがないし、普段から健康には常に気を使っている。でも黒人男性は何かしらの理由で高血圧になりやすいようで、まさか俺がなるとは思ってなかった。だが今は、そのおかげで気を付けて生活しているよ。全ての黒人男性は、自分の血圧に問題がないか確認するべきだと思う。俺はこれからも健康で長生きしたいと願うよ。素晴らしい気分だ」と、倒れたことをきっかけに改めて自分の身体と向き合うようになったと同時に、彼と同じルーツを持つ人々に対するアドバイスも残している。
現在彼は、音楽プロデューサー Jimmy Iovine(ジミー・アイオヴィン)と2022年にロサンゼルスに高校をオープンすることを予定していたりと相変わらず多忙なようだが、年齢が年齢だけに少し歩みを止めてほしいものである。
2020年2月にニューヨーク・ブルックリン出身のラッパー Pop Smoke(ポップ・スモーク)がハリウッドヒルズの自宅で数発の銃撃を受けて死亡した事件について、先日新たな事実が発覚した。
報道によると、Pop Smokeを撃ったのは15歳の少年であることが「LAPD(Los Angeles Police Department:ロサンゼルス市警察)」のCarlos Camacho(カルロス・カマーチョ)の証言によって明らかになった。Carlosによると、この事件に関与している4人の容疑者のうちの1人 Corey Walker(コリー・ウォーカー)との予備審問中にこの事実が判明したそうだ。2020年2月19日午前4時頃(現地時間)、Corey含む4人の容疑者グループはPop Smokeの自宅に潜入し、ダイヤモンドがあしらわれた〈Rolex(ロレックス)〉の腕時計やジュエリーを要求。しかしこの要求を拒否したPop Smokeと対立し、グループ内で最年少の15歳の少年が拳銃で彼を3発を撃った結果、これが致命傷となり倒れたようだ。また事件当日、Pop Smokeの自宅には女性もいたそうで、彼女は容疑者グループの1人に取り押さえられ、シャワールームから彼の叫ぶ声が聞こえたと証言している。
4人の容疑者グループは、先述のCorey Walkerが20歳で唯一成人しており、その他の3人はまだ未成年。先日行われた予備審問でCoreyの弁護人であるChristopher Darden(クリストファー・ダーデン)は、彼の殺人容疑の却下を申立てた。ChristopherいわくCoreyは事件当日、運転手を務めていただけで家の中に入っておらず、若い被告人たちに誰も撃つなと事前に命じていたと主張。しかし副地方検事のHilary Williams(ヒラリー・ウィリアムズ)は、Coreyが事件の数時間前に家を偵察しており、明らかにPop Smokeを狙って犯行を起こしたと猛反発。さらに、彼らの行動は“人命に対する無関心”を示していると述べた。その後、Christopherの申立ては「Corey被告を裁判にかけるのには“十分な理由”がある」として判事によって却下された。なお、Corey Walkerの再審は6月3日(現地時間)に行われる模様。
今年1月24日(日)に急逝した〈MISTERGENTLEMAN(ミスター・ジェントルマン)〉のデザイナー オオスミタケシ。『HYPEBEAST』の読者の中で、彼が伝説のラップ・グループ SHAKKAZOMBIE(シャカゾンビ)のメンバーだったことをご存知の方はどれくらいいるだろうか。彼がかつてBIG-Oを名乗り、1990年代から2000年代初頭にかけて日本のヒップホップシーンをリードしたラッパーの1人だった事実は、より多くの人が知るべきだろう。そんなファッション業界だけでなく、ヒップホップシーンでもカリスマ的な存在として活躍したBIG-Oにリスペクトを捧げるトリビュートEP『BIG-O DA ULTIMATE』が6月末に配信されることが決定した。
本EPには、世代やジャンルの垣根を超えたアーティストたちがBIG-Oのために集結し、SHAKKAZOMBIEの名曲の数々を新たにリメイク。6月末のリリースに先駆け、彼の誕生日である5月30日(日)に“空を取り戻した日(DJ WATARAI REMIX)feat. IGNITION MAN,JON-E”が先行配信される。さらに、6月9日(水)に“虹(Chaki Zulu REMIX)”、6月16日(水)には“5o tight So deeP – 5lack feat. PUNPEE & SHAKKAZOMBIE”を配信リリース。そして先述の3曲を含む全6曲を収録したのが本トリビュートEPとなる。
また、今回のリリースを記念し、東京のFMラジオ放送局「J-WAVE」にて特別番組『BIG THANKS BIG-O』が5月30日(日)22:00より放送決定。BIG-OのSHAKKAZOMBIEでの活動を知る往年のファンも、まだ知らない方もこの機会にEP/番組共にぜひチェックしてほしい。
6月8日(現地時間)に44歳の誕生日を迎えたばかりのKanye West(カニエ・ウェスト)。ここ数日は〈YEEZY(イージー)〉と〈GAP(ギャップ)〉のコラボライン “Yeezy Gap”がついにローンチしたことにはじまり、〈Nike(ナイキ)〉Vandal High “Terminator”を履いている姿を目撃され、〈YEEZY〉の新作フットウェア YEEZY KNIT RUNNERがリークを喰らうなど話題に事欠かないが、本業に関する気になる噂も飛び込んできた。
Yeは2020年から時折自身のツイートに“#WESTDAYEVER”という謎のハッシュタグを添えていたのだが、これが記念すべき10枚目のソロアルバム『WestDayEver』のタイトルだったことが判明。というのも彼のマネージャー Buが、〈GAP〉の『Instagram』に「WestDayEver. Album OTW!」と書き込んでいたことからその存在が明らかになったのだが、肝心なリリース情報に関して一切不明。前作『Jesus Is King』はタイトル変更および再三の発売延期により当初の予定から1年以上も遅れてリリースされたという嫌な実績があるだけに、Yeファンの皆様は2022年中にリリースされるくらいの心構えのほうがよいだろう。