1971年10月20日、本名Calvin Cordozar Broadus Jr.ことSnoop Doggはアメリカ・カリフォルニア州ロングビーチに生まれた。Dr. Dreに見出されたのは1992年のこと。Dreのソロ曲”Deep Cover”への客演を経て、同年リリースされたDr. Dreの金字塔的アルバム『The Chronic』への参加でその名は一気に全米に知れ渡ることになる。以降、Death Row Recordsを拠点に、独特の間延びしたフロウとクールな存在感でHip-Hopシーンの顔となっていった。

Snoop Doggの偉大さ

1993年にリリースされたデビューアルバム『Doggystyle』はBillboard 200初登場1位を獲得し、デビュー作としては当時史上最速のセールスを記録。Dr. Dreと共にG-funkサウンドを確立し、West Coast Hip-Hopの黄金期を象徴する存在となった。

Snoop Doggの真の偉大さは、その驚異的な息の長さにもある。デビューから40年以上が経った今もシーンの第一線であり続け、2022年のスーパーボウルLVIハーフタイムショーではDr. Dre、Eminem、Kendrick Lamar、Mary J. Blige、50 Centらと共演し、West Coast Hip-Hopの歴史そのものをステージに再現してみせた。2024年のパリ・オリンピックでは聖火リレーの走者やNBC放送のリポーターを務めるなど、音楽の枠を超えた国民的な存在としての地位を確立している。2022年にはDeath Row Recordsを自ら買収し、かつて所属していたレーベルのオーナーとなったことも大きな話題となった。大麻ブランドや料理番組など多方面での事業展開も、その懐の深いキャラクターを物語っている。

2026年で生誕55年を迎えるSnoop Dogg。West Coast Hip-Hopの象徴として、そして誰からも愛される国民的アイコンとして、その存在感は今も色褪せていない。

代表作 Music Video

▶︎ “Gin and Juice” 『Doggystyle』からのシングルで、レイドバックしたG-funkサウンドとSnoop Dogg独特の間延びしたフロウが存分に発揮された一曲。彼のキャリアを象徴するパーティーアンセムとして、今も世代を超えて愛されている。

▶︎ “Drop It Like It’s Hot”(feat. Pharrell Williams) Neptunesプロデュースによるミニマルなビートと舌打ちのような音が印象的なこの曲は、2004年にBillboard Hot 100で1位を獲得。デビューから10年以上を経てなお第一線であり続けることを証明した、Snoop Doggのキャリア後期を代表するヒット曲だ。