Hip Hop界はYoung Dolphの悲劇的な死による大きな悲しみの中、さらに事態を悪化させる出来事が起きてしまいました。今度は、ロサンゼルスのラッパー、Drakeo The Rulerが、殺害されたことが報じられた。

Drakeoは、Snoop Dogg、Al Green、そしてThe Isley Brothers amongなどがヘッドライナーを務めたOnce Upon a Timeのバックステージで口論になり、首を刺されたと伝えられている。そして病院に緊急搬送運されるも、帰らぬ人となってしまった。

Drakeoは2015年4月にDJ Mustardが彼の曲「Mr.Get Dough」をリミックスしたことでブレイクのきっかけを得る。その数ヵ月後、DJ Mustardのレコードレーベル10 Summersからデビュー・ミックステープ「I Am Mr.Mosely」をリリースした。その後数年にわたり数多くのミックステープをリリースしたが、しばしば物議を醸す法律との衝突により、彼の成功への道は紆余曲折を得た。

2018年3月、Drakeoは2016年12月にカリフォルニア州カーソンで起きた銃撃事件に関連して、第一級殺人、殺人未遂、殺人謀議で逮捕・起訴された。終身刑の可能性もあったが、1年後、殺人と殺人未遂の容疑は無罪になった。しかしながら、一審で両罪とも評決不一致となったため、地方検事は2019年8月に犯罪組織との繋がりと発砲の罪を再提訴することを決定した。2020年11月、3年間獄中で過ごした後、地検が突然、刑期短縮の司法取引を申し出て、彼は釈放された。

獄中生活にもかかわらず、Drakeoは「Free Drakeo」と「Thank You For Using GTL」という2つのミックステープをリリースし、後者は高い評価を得ています。2020年11月の釈放後、4本のミックステープ「We Know The Truth」、「Because Y’all Asked」、「Ain’t That The Truth」、 「So Cold I Do Em 2」と、そしてデビューアルバム「The Truth Hurts」をリリースしている。