Juelz Santanaが、彼とLil Wayneの待望のコラボアルバム「I Can’t Feel My Face」が未だにメジャーレーベルからリリースされていない理由を説明した。
VladTVの取材に応じたハーレム出身のJuelz Santanaは、彼とLil Wayneのアルバム発売の妨げとなった政治的な問題について語った。
2000年代半ば、Juelz SantanaとLil Wayneは共同アルバムのリリースが報じられ、ファンを熱狂させたが、結果的にそれは実現されなかった。結局、アルバムの楽曲はネット上に流出し、このプロジェクトがフルリリースされたことを想定すると、インパクトを残すことはなかった。
『俺とLil Waynは、一緒に何曲も作ったんだ。』とJuelz Santanaは説明する。『あるプロジェクトがリークされたんだ。20曲ほどが流出したんだけど、それがあのI Can’t Feel My Faceだ。当時は政治的な問題が多すぎて、メジャーレーベルからアルバムを出すことができなかったんだ。
『Def Jam、Universal、Cash Money、Diplomatという4つのレーベルが、1つのプロジェクトを進めるために合意しなければならなかったんだ。』
また、『今でいうビッグアーティストのプロジェクトを進める様な体制は、俺らの頃はなかったんだ。当時は大きなプロジェクトをやるには解決しなければならない問題が山積みだったんだ。アーティストの間の問題では決してなかった。俺たちは一緒に音楽を作っていたし仲も良かった。問題となっていたのは俺たちが最終的にコントロールができない範囲のものだった。今はそういった問題も少なくなっている。だからLil DurkとLil Babyが一緒にジョイントプロジェクトを出せたり、DrakeとFutureだってリリースできたりするんだ。』
さらにJuelz Santanaは、このプロジェクトのテーマは、他のアーティストとのコラボレーションアルバムのアイデアを継続させる第一弾となるはずであったと説明した。「I Can’t Feel My Face」は一連のプロジェクトになる予定で、Lil WayneとJuelz Santanaは第1弾を担当し、続く第2弾では他のスーパースターラッパーを2人参加させる予定だった。
残念ながら、レーベルの政治的な事情と当時の厳しい規則により、この計画は頓挫したが、Juelz SantanaとLil Wayneは今でも良い友人であり続け、他の作品も一緒にレコーディングしている。