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Mac Millerのファンに明るいニュースです。彼の遺族が、アルバム「GO:OD AM」の10周年を記念して3つの新曲を配信した。

10月3日にストリーミングサービスで公開されたこの特別版には、未発表だった「Cable Box」「Carpe Diem」「Royal Flush(feat. Vinny Radio)」の3曲が収録されている。

頻繁にMac Millerとコラボしてきたピッツバーグ出身のプロデューサーID Labsが「Cable Box」と「Royal Flush」を手掛け、「Carpe Diem」はClams Casinoがプロデュース。Clamsはこれまでにも「Blue Slide Park」、「Macadelic」、「Watching Movies With the Sound Off」などでMacとタッグを組んできた。

中でも「Carpe Diem」は今回の中で最も印象的な1曲だ。Macはその曲で、軽快かつ内省的なリリックと、哀愁を帯びた歌声を織り交ぜながら、自身の名声への道のりの浮き沈みを振り返っている。

特に冒頭のライン「いつか俺は最高になる、そしてユニフォームを引退する」というリリックは、多くのファンの胸に深く響くだろう。もし彼が7年前にこの世を去らなければ、彼のキャリア(そして人生)はどんな未来を描いていたのか、つい考えさせられる。

今回の「GO:OD AM(10th Anniversary)」は、今年1月にリリースされた「Balloonerism」に続く、Mac Millerの遺族による2つ目の追悼作品となる。

「Balloonerism」には、SZAやThundercatといった親しい仲間たちが参加しており、もともとは2014年、「Faces」と同時期に制作されたが、最終的にMacのメジャーデビュー作「GO:OD AM」が優先され、当時はお蔵入りとなっていた。

「GO:OD AM」はMacのアーティストとしての進化を象徴するアルバムで、彼はサウンド、楽器、ジャンルの実験を大胆に取り入れていた。アルバムはリリース初週に8万1,000ユニットを売り上げ、Billboard 200で第3位にデビューした。