6ix9ineは2022年の大半、ソーシャルメディア上でほとんど活動のない時間を過ごしています。以前だったら、炎上するような行為やシングル楽曲のリリースなど目立った活動があったが、2021年5月以来、自身のInstagramアカウントで投稿を行なっておらず、裁判官への最近の証言によると、『生活費を稼ぐのに苦労している』そうだ。
Complexが入手した裁判資料の中で、6ix9ineは2018年の武装強盗事件に関する民事訴訟を監督する裁判官に、刑務所へ入った頃からキャリア厳しくなっていて、お金がなく、レーベルに前借りをさせてくれないと頼んでいると伝えている。
『今、生活費を稼ぐのに苦労している。』 と6ix9ineは法廷文書で主張している。このような状況下において、『逮捕され、音楽活動が停滞する前に支払われていたような金額を、今後受け取ることができるかどうか分からない。逮捕前にレコーディングアーティスト契約とマーチャンダイジング契約を交わし、前金を受け取っていた。しかし、印税が未回収のままなので、契約で交わした分の印税も受け取れていない。』
6ix9ineのTenThousandProjectsとのレコーディング契約は先月満了し、マーチャンダイズ契約も終了した。彼は2017年に初めてこのレーベルと契約し、ミックステープ「Day69」と2018年のスタジオアルバム「Dummy Boy」の2つのプロジェクトをリリースした。彼がレーベルを辞めたのは、2019年に恐喝容疑で判決を受ける数日前だった。出所後、数々のシングルと2020年のアルバム「TattleTales」をリリースした。
6ix9ineは裁判官への最後の声明で、『自分を頼りにしている家族の将来の為と、この挽回することのできない状況下を抜け出すために、破産をするだろう。』と述べ、破産の可能性を予見している。
この民事訴訟は、2018年4月に起きた武装強盗未遂事件に端を発し、6ix9ineとTrey Nine Bloodsのメンバーが、J. PrinceのRap-A-Lot Recordsのメンバーだと思い込んで、Seketha WonzerとKevin Dozierに暴行を加えたものだ。2人は2021年12月に6ix9ineを提訴している。6ix9ineは恐喝裁判に関して連邦検察当局と結んだ司法取引に関連して、罪を認めた。