Diddyは先日、Notorious B.I.G.の50歳の誕生日にあたる日にTwitter Spacesに参加した。JAY-ZとFat Joeも参加したこのディスカッションで、DiddyはThe Notorious B.I.G.と共に「Hypnotize」のミュージックビデオを撮影中に初めてエクスタシーを試したことを明かしました。
Diddyは、『あのビデオは楽しかったな。俺たち2人(DiddyとBiggie)とも初めてエクスタシーを試したんだ。経験してみようと思ったんだ。Biggieは50歳だ。見てくれ、俺たちは何も隠すことはないんだ。昔のことだ…初めてだったんだし、ちょっとかじっただけだで全然大丈夫だった。でもちょっとかじっただけだ でも、俺たちはスペシャルにハイテンションになったんだ。こんなちょっとしたエピソードなんだけど、 彼の50歳の誕生日に、みんなに知らせたかったんだ。』と振り返る。
「Hypnotize」は1997年3月にリリースされ、Biggieの最後のアルバム「Life After Death」に収録された。この曲はBillboard Hot 100で1位を獲得し、1998年のグラミー賞でベスト・ラップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされた。
「Hypnotize」のミュージックビデオを手がけたPaul Hunterは、Michael Jackson、Eminem、Aaliyah、Dr. Dre、Lauryn Hill、JAY-Z、A Tribe Called Questといった作品を手がけた履歴を持つ監督である。2017年のSpinとのインタビューで、Paul HunterはBiggieのビデオの予算がわずか90万ドル(1億円)で、その監督にMichael Bayの名前が挙がっていたことを明かしている。
『Biggieは本当にイケてたし、彼は(Life After Death)を出していたから、多方面からの話があったんだ。監督をやりたがっていた人がたくさんいたよ。』 とPaul Hunterは説明している。『Michael Bayのような名前を聞いたのを覚えているし、たくさんの人に声をかけていたよ。私は彼と一緒に仕事をしたいと執拗に思っていたし、この楽曲が好きだったんだ。』
『Michael Bayが本当にやる気だったのか、どういう状況だったのかはわからないけど。ただ、Diddyが「お前、もっといい仕事をしろ、このビデオを撮りたがっている連中は沢山いるんだ。Michael Bayもいるし……』と言ったのを覚えていると話すPaul Hunter。
またPaul Hunterは、Biggieが「Hypnotize」ミュージックビデオの完成形を見ることはなかったが、編集段階で見たものを気に入っていたことを明かした。
『Biggeは完成したものを見るチャンスがなかったんだ。初期の編集段階で1分半ほど見せたんだけど、彼はすごく興奮していたよ。彼は子供のように笑っていた。大きくて暖かい笑顔だった。彼は映像の完成形を見ることができなかったが、まさか今日までこのミュージックビデオが話題になるとは思わなかった。』