このところ、Fivio Foreignとの話などで、再び脚光を浴び始めたニューヨーク州ハーレムのラッパーMa$se。そしてその注目度をさらに上げるかのようにDeath Row Recordsと契約する予定があると語っている。

Ma$eは車中でドーナツをほおばりながら、今後の計画についてのInstagramで伝えた。

『1日2回トレーニングしていて、体を鍛えているんだ。今、CrenshawからPicoを過ぎてSlausonを過ぎたあたりで、Snoopに会ってDeath Row Recordsとまたジョイントベンチャーをするためにここにいるんだ。Bad Boyと新生Death Rowの最初の契約者になるんだ。Tupacの件も再燃しそうだ。』と語り、Ma$eはその投稿に@snoopdogg wyaとキャプションを付けている。

Ma$eの主張が興味深いのは、彼がかつてDiddyのBad Boy Entertainmentと契約しており、1990年代半ばにDeath Rowとのビーフが続いていたためである。

Ma$eは、1990年代を代表するRapスターの一人である。Ma$eはもともと、Sean “Puff Daddy” Combsが設立したBad Boy Entertainmentの一員として、ニューヨークを拠点にメインストリームでブレイクした。Ma$eとBad Boyは1997年のアルバム「Harlem World」で商業的なヒットを記録しグラミー賞にもノミネートされました。アルバムに収録されていた曲は、Billboard Hot100トップ10シングルの「Feel So Good」、Totalをフィーチャーした「What You Want」、Puff Daddyをフィーチャーした「Lookin’ At Me」などがあります。

一方、Snoop Doggは、1990年代前半にDeath Row Recordsの看板アーティストとして活躍しました。Death Rowは、2000年代半ばに苦境に陥り、2006年に破産申請をせざるを得なくなり。玩具会社のHasbroが、2019年にEntertaiment Oneを約38億ドルで買収した後、同レーベルとその楽曲を買い取った。今年2月には、 Snoop DoggがMNRK Muis Groupから同レーベルを買収している。

Death Row Records対Bad Boy Entertaimentは、間違いなくHip-Hop史で最も悪名高い抗争となりました。90年代、Death RowのSnoop Dogg、Dr. Dre、Suge Knight、2Pac、Tha Dogg Poundは、Bad Boy 系列のDiddy、Notorious B.I.G.、Lil Kim、Junior MAFIAと抗争を繰り広げました。