Universal Musicグループは、ストリーミング・プラットフォームに対し、人工知能企業のアクセスを遮断するよう要請した。Financial Timesによると、同社はSpotify、Apple Music、その他のデジタルサービスプロバイダーに対し、AIが技術を訓練するために同社の音楽を使用するのを止めるよう要請したとのことです。

先日Benajmins Houseの記事でもAIが作成したアーティストの楽曲について取り上げましたが、事態を重く見ているのはレーベルとしてアクションではないでしょうか。

Varietyによると、Universal MusicグループがFinancial Timesに出した声明では、『我々は、アーティストに対して、音楽の無許可使用を防止し、アーティストや他のクリエイターの権利を侵害するコンテンツの摂取をプラットフォームから阻止するよう取り組む道徳的・商業的責任がある。』と説明されている。

『我々のプラットフォームパートナーが、アーティストに害を与える方法で彼らのサービスが使用されるのを防ぎたいと思うことを期待しています。』

Varietyは、AI企業がプラットフォームから楽曲をボットに処理させ、同じスタイルの曲やメロディーを作成させる技術にアップロードするプロセスも含まれていると報じました。この音声アップロードにより、Universal Musicグループは取り下げのリクエストを送ることになりました。

『我々は、特定のAIシステムが、コンテンツを所有または制作する権利者から必要な同意を得ることなく、または補償金を支払うことなく、著作権で保護されたコンテンツで訓練されている可能性があることを認識しました。私たちの権利とアーティストの権利を守るための措置を取ることを躊躇しません。』と発表しています。