Erick Sermonは、Metro Boomin、21 Savage、The Weekndの大ヒット曲「Creepin’」から、年間約75万ドル(約1億1千万円)の収入を得ていることを明らかにしました。
Metro Boominの曲は、2004年のMario Winansのヒット曲「I Don’t Wanna Know」をサンプリングしており、更に遡ると曲はEric Sermonプロデュースで自身のグループEPMDの代表曲の「You’re a Customer」を大きくサンプリングしているため、Erick Sermonは著作権料を受け取っています。
出版権を所有しているEric Sermonは、Bootleg Kevとのインタビューで、この2つのトラックからどのようにして出版料を得ているかを説明しました。
Erick Sermonは、『The Weekndは世界で最もストリーミングされているアーティストの1人。そしてその彼とMetro Boominが作った曲は「I Don’t Wanna Know」をサンプリングしていて、そのサンプリングソースは「You’re a Customer」なんだ。』と述べました。『俺はその曲(「You’re a Customer」)の出版権を4%しか所有していない。でも4ヶ月ごとに、それがどれだけの収益をもたらすか当ててみてよ。24万ドル(3千5百万円)なんだ。』とのことで、つまり1年間では72万ドル(約1億1千万円)に相当します。
Erick Sermonは、「Creepin’」と「I Don’t Wanna Know」の両方で作曲家してクレジットされています。「Creepin’」は「You’re a Customer」からのドラムサンプルによるからです。
Erick Sermonは、アーティストが自分の出版権を持ち続けることの重要性について語り、『人はお金が必要なときに出版権を売るけど、幸運なことに俺はそれをしないで生き残ることができた。』と述べました。
Erick Sermonはさらに、『独立してストリーミングしている場合は、(一回の再生が)1ペニー(1円)未満であっても、(メジャーレーベルにいるよりも)より多くのお金を稼ぐことができる可能性がある。これは実際に楽曲をストリーミングプラットフォームに載せて勝負してみるまでわからない。』と付け加えました。
『出版権は自身の人生。もしそれを持ち続けることができるなら、できるだけ多くの曲の出版権を持つべきだ。(郵便で届く明細)は決して止まることはない。そしてその可能性は誰にだってあるんだ。』