Metro Boominは、Hip-Hopにおける健全な競争を支持しているものの、現代社会における「スタン・カルチャー(極端なファン文化)」が物事を「奇妙」にしていると感じている。
9月23日に開催された「Forbes 30 Under 30 Summit」のパネルディスカッションで、彼は自身の楽曲「Like That」におけるKendrick Lamarのヴァースが引き起こした競争について質問を受けた。
「競争はゲームにとって素晴らしいことだと思う。Hip-Hopは昔から競争的なジャンルだった。みんなが大げさにしがちだけど、音楽の範囲で留めておけばそんなに深刻なものじゃない。」とMetroは語った。「Hip-Hopはエゴが絡んでくることが多い。自分が最高だと感じるのが普通だし、誰もがそれを感じるべきだと思う。トップにいる人から一番下にいる人まで、みんなが『自分が最高だ』と感じるべきなんだ。」
「だから、ゲームのトップにいる2人がお互いに自分が最高だと感じたとき、決着をつけないといけない状況になる。それは以前、JAY-ZとNasの間でも見られた。でも、今はソーシャルメディアでの発言が過激化されていて、少し奇妙に感じるんだ。昔は、JAY-ZとNasが争っていても、両方のファンであることが普通だったし、多くの人がそうだった。『これが嫌い』『あれが嫌い』という感じではなく、ただ楽しんでいた。インターネットが今は少し過激にしすぎているんだ。」
Metroはこう結んだ。「でも、競争はゲームにとって良いことだと思うし、外交的な観点から言うと、結局のところこれはエンターテインメントだ。私はすべてのコラボレーターに対して愛と敬意を持っていて、みんなが最高のパフォーマンスを見せて、このジャンルを前進させるのを手伝いたい。この時代は私たちの時代であり、次の世代に向けてこのジャンルを押し進めていくのは私たちの責任なんだ。」