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刑務所から釈放後、Young ThugがLil Babyとのコラボを求める驚きの投稿をし、話題を集めています。

11月3日早朝Young ThugはXでLil Baby(別名「Wham」)に「Wham、こいつらネズミどもに1発お見舞いしようぜ。」と投稿しました。この発言はYSLコミュニティ内の緊張関係をほのめかしているようで、投稿にはすぐに何百万ものビューと数千のいいねやリツイートが集まりました。

この投稿は、YSL内の複雑な状況の中での出来事です。Lil Babyは、YSL RICO事件で論争を呼んだGunnaの司法取引後、彼と距離を置いています。昨年12月に行われたGunnaの取引は、無罪を主張しつつも法的な理由で罪を認めるものであり、一部ではこれをYoung Thugに対する「裏切り」と見なされました。この感情を受けてLil Babyは最近のショーでGunnaを公然と非難し、楽曲の中でも彼を暗に非難しているとされています。

Gunnaは、Young Thugが自身に敵意を抱いていないと主張していますが、Young Thugの新しい投稿はそれとは異なる印象を与えています。これは彼の釈放後初のコラボリクエストであり、支持する相手が変わったことを示すようにも感じられます。

DrakeとFutureは、Elliott Wilson(エリオット・ウィルソン)によると、和解し確執を解消したようです。

今年初めにHip-hop界で勃発したビーフの最新展開として、Wilsonは「The Bigger Picture」の最新エピソードで、共作アルバム「What a Time to Be Alive」の2人が電話で関係を修復したと明かしました。

「信頼できる情報によると、DrakeとFutureは電話で話し合い、仲違いを解消した。」と彼は語りました。

ベテランのhip-HopジャーナリストであるWilsonは、この和解にはYoung Thugが最近ソーシャルメディアで投稿した影響であると示唆しています。Young Thugは、長期にわたるYSL RICO裁判での合意により釈放される前に、XでDrake、Future、Metro Boominに仲直りを促していました。

「@Drake @1future @MetroBoomin 俺たちは兄弟だ。協力し合わなければ、良い音楽を作ることはできない。」とYoung Thugは10月に投稿し、それを受けてFutureも再投稿しました。

ウィルソンによれば、Metro Boominはこの和解には関与していないものの、DrakeとFutureは現在は和解しているようです。「Metroとはまだ信頼がないみたいだけど、少なくともDrakeとFutureはまた前の関係に戻ったと思うよ。」と彼は冗談交じりに語りました。

また、Wilsonは、DrakeがKendrick Lamarや他の「20対1」の対戦相手に向けたディスの中で、Futureには比較的軽いタッチだったことから、この和解は驚くべきことではないとも述べています。「DrakeとFutureにはたくさんの歴史があるからね。Drake自身も『俺たちはそこまでひどいことにはならなかった』と言っていたし。」と彼は付け加えました。

DrakeとFutureのかつての良好なパートナーシップは、FutureがMetro Boominと制作したアルバム「We Don’t Trust You」がリリースされた3月に亀裂が入りました。このアルバムには、Kendrick Lamarの客演や、Future自身がDrakeへの暗示的なディスを含んだトラックが収録されています。


Playboi Cartiは、Tyler The Creatorの新しいアルバム「Chromakopia」に参加していますが、彼のヴァースは現在、限定でレコード版(Test Pressing Version)のみに収録されています。

「Chromakopia」は10月28日にストリーミングサービスに配信されましたが、多くのファンはレコード版にボーナストラックとしてPlayboi Cartiの客演曲が含まれていることを知りませんでした。

アトランタ出身のラッパーであるPlayboi Cartiは、ScHoolboy Qも参加する緊張感あるトライバルなドラムのビートの「Thought I Was Dead」で客演を務めており、最近の彼のスタイルである低めの声を披露しています。


レコード版にはさらに、「Mother」というボーナストラックも含まれており、Tylerがシングルマザーに育てられたことについて振り返っています。

Killer Mikeが、Kendrick Lamarとのビーフの余波を受けたDrakeにアドバイスを送りました。

GQとのインタビューで、2024年を象徴する一連の出来事のひとつとして話題となったこのhip-Hop界の熱い確執について語り、アトランタ出身のラップ界のベテランは6 GodことDrakeに励ましの言葉を送りました。

「まあ、Hip-Hopがずっとやってきたことをやるだけだね。負けも勝ちも同じように受け入れて、気持ちを切り替えて、また最高の音楽を作ればいい。それだけだよ。」と彼は言いました。

「ラップは格闘とリリックなんだ。キャリアを続けていれば必ずバトルをくぐり抜けることになる。それを過剰に個人的に捉える必要はない。ただ、Drakeのファンが求めているものを再び提供することに集中すればいいさ。」

さらに続けて、「偉大な者も負けることがあるんだ。Ice Cubeは俺の大好きなグループN.W.Aに一発食らわせたけど、Eazy-EがBone Thugs-N-Harmonyを発掘して最高のカムバックを果たしたし、Dr. Dreドが『The Chronic』を作るのも止められなかっただろ? 俺の言ってること分かるよな?」

Run The JewelsのKiller Mikeは、Drakeが問題なく乗り越えられると予想し、「こういうことは起こるものさ。だからって彼が音楽を作るのをやめて橋から飛び降りるわけじゃないだろ。彼は大丈夫だよ。ちょっと休んで、ちょっと女の子と楽しく過ごしてこいよ。そしてまた戻ってきて、大きく飛躍すればいいんだ。」と語りました。

また、50 Centも最近Billboardとのインタビューで、Kendrick Lamarとの対決を経たDrakeに助言を与えました。

「俺はDrakeにこう言ったんだ。『お前のせいじゃない。俺も傍観者として聴いているけど、お前のせいじゃないってことは分かるだろ?少しでもそう思っちゃいけない』ってね。本音で言ったんだ、『負けたって言われているとしても、それで何を失った?』ってね。300億円を超えるツアー収益があったんだぜ?何も失ってなんかいないよ、ほんとに」と50 Centも励ましている。

千葉のラッパーでビートメイカーのVOLOJZAが、ソロアルバム『潮(Ushio)』をリリーススタ。先にリリース済みのシングル「さいわい」、「EXP」、「I Know You」を含む10曲入り。全曲のビートを自身で手掛け、客演は迎えず制作した純粋なソロ作となっている。

VOLOJZAはレーベルのVLUTENT RECORDSを10年以上主宰し、ソロやグループ等で多くの作品を残してきたベテランラッパー。近年はソロアルバム「其レハ鳴リ続ケル」、「割れた鏡が見た何か」などをリリースしている。また、現在は東京でラップとビートメイクを行うOGGYWESTのLEXUZ YEN、長崎のビートメイカーのpoirveと組んだオルタナティヴヒップホップグループのDie,No Ties,Flyでも活動。同グループで2023年にリリースしたアルバム「SEASONS」は大きな話題を集めた。
今回リリースするソロアルバムは、打ち込みメインの前作「割れた鏡が見た何か」とは別の方向性を向いたサンプリングベースの作品。リラックスした路線やコミカルな路線を軸に、どこか不穏なムードもある作品に仕上がっている。ノー・ジャンルな作風のDie,No Ties,Flyとも異なる、「自身の好きなヒップホップに原点回帰したアルバム」だという。ラップ面ではワードプレイやライミングといったヒップホップの美学を強調しつつ、生活感とユーモアのあるリリックを披露。Die,No Ties,Flyでの活動で開拓したジャンル「AOR(アダルト・オリエンテッド・ラップ)」にも沿うようなラップが楽しめる。
ミックスとマスタリングはDie,No Ties,Flyで共に活動するLEXUZ YENが担当。アートワークはVOLOJZAが制作した。