vividboooyが、最新シングル「Chrome Hearts」をリリースした。
ラッパー、シンガーを横断する独特のフロウスタイルとジャンルに囚われない多彩な楽曲で唯一無二の世界観を生み出し、アパレルブランドのモデルやファッションアイコンとしても国内外問わず注目を集めるアーティスト・vividboooy。3月18日にリリースされた「Fighting with myself」以来約4ヶ月ぶりの新曲となる本作では、レイジビートに乗せて感情を爆発させる。高騰するブランド、買い占め、形だけの装飾──かつて憧れた“Chrome Hearts”が、大人たちの搾取の象徴に変わっていく現状に対する違和感と怒りを、真正面からぶつけた。
その原点には、15歳のときに義理の父から譲り受けたChrome Heartsのダガーブレスレットがある。ずっと身につけてきたそれは、vividboooyにとって“アイデンティティ”そのもので好きだったからこそ、今の“ズレ”に黙っていられなかったという。
ビートは大ヒット曲「RELAXING」のプロデュースも手がけた実力派の盟友・dubby bunnyが手がけ、彼が奏でる歪んだエレキギターが、怒りと葛藤のノイズを掻き鳴らす。ファッションも音楽も“スタイル”で終わらせない。これは、自分のアイデンティティを守るための戦いの曲に仕上がっている。