Billboard誌はBETのCEOであるScott Mills(スコット・ミルズ)へのインタビューを公開しました。この中で、BETの45周年を振り返るとともに、BET Hip Hop AwardとSoul Train Awardが今後は放送されないことを明らかにしました。
BET Hip Hop Awardは、2006年にBET Awardから派生した形で始まりました。最初の10年間はアトランタで開催され、その後はマイアミやラスベガスでも開催。昨年の授賞式はラスベガスで行われ、Fat Joが司会を務めました。
一方のSoul Train Awardは、ブラックカルチャーを称えるアワードショーで、同名の長寿番組を基に1987年に初開催されました。2007年まで毎年開催されましたが、その後一時休止。2009年にBETが復活させ、2023年まで毎年放送されていました。2023年の開催が、現時点で最後となっています。
Scott Millsは「“もう開催しない”ということではなく、我々のチームがこの変化するメディア環境に合わせて、アワードのあり方を再構築する必要があるということを伝えたいです。今の時代は、これまでテレビ番組として始まった番組を、テレビ以外のメディアに移していく流れがあります。例えば、ストリーミングに移行するのか、それとも他のプラットフォームに移すのか。その一環として、BETとしSoul Train AwardとHip Hop Awardを休止することにしました。」と語ります。
両アワードは休止となりましたが、将来的な復活の可能性は残されています。Scott Millsは続けて「私たちのチームは、これらのアワードショーが将来的にどのメディアで展開するのが最適かを、積極的に検討しています。つまり、“完全になくなる”わけではありません。なお、NAACP Image AwardsとStellar Awards、今後も引き続き開催される予定です。」と語る