Hitta J3とDody6、SNSで激しい応酬 L.A.アンダーグラウンドシーンに新たな火種
Kendrick Lamarの最新アルバム「GNX」に、Hitta J3やDody6などL.A.の新鋭ラッパーたちがフィーチャーされた直後、両者の間で緊張が高まる出来事が起こりました。
発端はHitta J3がSNSに投稿した挑発的なメッセージでした。彼は「新しいハッシュタグは #Pray4Dody(ドディのために祈ろう)だ。」と書き込み、Dody6が深刻なトラブルや困難に直面していることをほのめかしました。
これに対しDody6は即座に反応。InstagramでHitta J3をタグ付けし、「@Hittaj3tml お前は腰抜けだ。俺のために祈れだとよ。」と応戦しDody6はHitta J3の人間性を真っ向から否定した形です。
この短いやり取りは、以前からくすぶっていた両者の確執にさらに火を注ぐ結果となりました。コンプトン出身でストリート色の強い音楽とSNS投稿で知られるHitta J3、そしてサウスセントラル育ちでリアルなストリートライフを体現するDody6は、どちらも歯に衣着せぬ発言で支持を集めてきました。
この対立は、L.A.のアンダーグラウンド・ラップシーンで頻繁に見られる、過去の因縁や地域間の対立、個人的な確執がSNS上で表面化する典型的なパターンにも当てはまります。今回、Hitta J3が「Pray4Dody」と投稿したのは、Dody6が危機に瀕している、あるいは没落に向かっていると皮肉を込めて示唆するもの。一方のDody6は、自分が苦しんでいるわけでも、同情を必要としているわけでもないと強く否定し、Hitta J3が嘘の物語で注目を集めようとしていると反撃しました。
現時点では、SNS上の応酬に留まっており、Beefがエスカレートしている様子はありません。しかし、両者の過去や所属するシーンの激しさを考えると、今後さらに何かが起こる可能性もありそうです。ファンの間ではすでに二人の発言を分析し、このバトルがDis Trackや、互いのライバルを巻き込んだコラボレーションに発展するかに注目が集まっています。