Mobb DeepのHavocはインタビューで、ついに2Pacが「Hit Em Up」で彼らをディスした理由を明らかにした。
Havoc は最新エピソードのDrink Champsに出演し、番組クルーとともに過去を振り返り、未来についても語った。伝説的なラッパーでありプロデューサーである彼が取り上げた古い話のひとつが、2PacとMobb Deepのビーフに関するもので、2Pacが誤解したリリックをきっかけに「Hit Em Up」で彼らをディスったというものだった。
Havoc は「いくつかの要因が重なったと思う。『Survival of the Fittest』で俺たちはThug life, we still livin’ it.(Thug Lifeの中で俺たちはまだ生きている)ってラップした。当時、2PacはVibeの記事で『もうこのどうしょうもないThugみたいなことはやりたくない』って言ってたんだ。だから彼は多分、俺たちが 言った『Thug life, we still living it』が彼に対して言っていると思ったんだろう。それに『L.A., L.A.』が積み重なって、俺達Mobb Deepを敵視し始めたんだと思う。」
「L.A., L.A.」はCapone-N-NoreagaがTha Dogg PoundとSnoop Doggの「New York, New York」に返答した曲で、Mobb Deepも参加していた。Tha Dogg Pound の楽曲は1995年、東海岸・西海岸の抗争が最高潮に達していた頃にリリースされ、タイムズスクエア や キャロルガーデンズ を含むニューヨーク各地で撮影されたミュージックビデオも付属していた。Mobb Deep が「L.A., L.A.」に参加したことが、2Pacがディストラックで攻撃するきっかけとなった。
2Pac は楽曲の最後で怒りを爆発させ、Prodigyの鎌状赤血球症を嘲笑したことでも悪名高い。Mobb Deep は「Drop A Gem On ‘Em」で応酬したが、Pac の死後、その曲のプロモーションはやめた。