January 25, 2024

French MontanaとMax Bが、長らく待たれていたミックステープ・シリーズ『Coke Wave』の第3弾となる作品をついにリリースする。

11月28日、2人は共同でInstagramに投稿し、このニュースを発表した。

キャプションには「Coke Wave “NARCOS” 3.5 – 2026年1月9日Coke Waveの季節が帰ってきた」と書かれている。

French MontanaとMax Bは2009年に同シリーズをスタートさせ、「Here It Is」「It Gotta Be」などの楽曲を収録。続いて同年リリースされた『Coke Wave 2』には「The New Wave」「No No No (Hey We Love You)」などが収録された。そして2019年には『Coke Wave 4』が登場。

しかし、これまで『Coke Wave 3』は正式にリリースされていなかったがこの度、『Coke Wave 3.5: NARCOS』が2026年1月9日に登場する。

Sean “Diddy” CombsはBad Boy RecordsでThe Notorious B.I.G.と共に仕事をし、Biggie をスターへと押し上げた。しかし、少なくともBad Boyのアーティストの一部は、Biggie の契約内容がDiddyに有利すぎるものだったと述べている。Diddyの元ビジネスパートナーであるKirk Burrowesによれば、Diddyは Biggie の死後、その契約をさらに自分に有利な内容へ改ざんしようとしたという。Burrowesは、Diddyがこの事実を秘密にしたがっていたと主張した。

元Bad BoyのアーティストであるMark Curryは、Diddyから出版権の半分を奪われるような契約を強引に結ばれたと主張している。彼によれば、その契約で利益を得たのはDiddyだけであり、Biggieのような大成功を収めたアーティストでさえ例外ではなかったという。

Curryは著書 Dancing With the Devil: How Puff Burned the Bad Boys of Hiphopで次のように記している。

「俺はBiggieがBad Boyと契約した時と同じ状況にいた。BiggieはPuff (Diddy) が押し付けた契約書にサインした後、たった25,000ドル(約350万円)しか手にしなかった。」

BurrowesはBad BoyをDiddyと共同設立した人物だが、DiddyがBiggieの死後、その契約内容をさらにBad Boyに有利なものへ変更しようとしたと語っている。ドキュメンタリー Sean Combs: The Reckoningの中で、BurrowesはDiddyが契約の修正を極秘に進め、Biggieの家族には知られたくなかったようだと述べている。

Burrowesは、DiddyがBiggie の死後、契約内容をひそかに書き換え、Bad Boyにより多くの権利や利益が入るようにしようとしたと主張している。彼によれば、Diddyはこの計画をBiggieの母親Voletta Wallace や遺族に気づかれないように進めようとしていたという。

「Puff はその条項を書き換えて、より多くの利益を Bad Boy に入れようとしていた。彼は家族に知られたくなかったんだ」とBurrowes は語った。

さらに、Burrowes は Combs が自分の利益のために Biggie の遺産を利用しようとしていたことを暗に示し、Biggie の死後も契約がアーティスト側に不利な形で維持され続けたと説明している。

BurrowesやCurryの証言によれば、Biggieだけでなく、多くのBad Boy アーティストが似たような契約の犠牲になっていたという。Curry は次のように語っている。

「Bad Boy のアーティストで本当に儲かったやつなんて誰もいない。儲かったのは Puff (Diddy)だけだった。」

彼は当時の契約状況を「不平等で、アーティストにとって非常に不利な構造」と表現している。

Notorious B.I.G. のキャリアを支えたのはBad Boy Recordsだが、その裏側での契約交渉や金銭処理については、以前から様々な疑惑が取り沙汰されてきた。

今回の証言で、DiddyがBiggieの死後も契約の支配力を強めようとしたとされる話は、同レーベルにまつわるブラックボックスをさらに深めるものとなっている。

Snoop DoggとDaz Dillingerの緊張関係が、再び新たな局面を迎えた。Snoopは従兄弟であり長年のコラボ相手でもあるDazに対し、「ぶっ壊す」と警告した――ただし“ビジネス面で”と強調している。

今回の火種となったのは、Dazが最近行った発言だ。彼は、Snoopが自身の経済的利益のために、Tha Dogg Pound の2024年アルバム『W.A.W.G.(We All We Got)』でのプロデュース参加を妨げたと主張した。このアルバムは、Snoopが所有するDeath Row Records からリリースされている。

DazはInstagram Stories の動画でこう語った。

「Snoopは俺にこのアルバムをプロデュースしてほしくなかったんだ。あいつはプロデューサー全員と“自分が半分取る”って契約を組んでたからな。Snoopは『Daz にはアーティストだけやらせたい』って言ってた。Death Rowで俺に求めてたのはそれだけだ。ソロアルバムを作りたがってたけど、俺にはプロデュースさせたくなかったんだ。まったく、Death Row Recordsは俺から金を盗んだんだよ!」

さらに Daz は、自身のYouTube にアップしたインタビュー動画でも不満をぶちまけた。Snoop Doggが自身の知的財産を勝手に商標登録し、Death Rowのカタログをめぐる10億ドル級とされる取引のために売ろうとしていると訴えた。

Dazは Tha Dogg Poundの“肉球ロゴ(paw)”を例に出し、こう続けた。

「肉球は商標なんだ。Snoop にも言ったが、あいつは拒否して、俺は承認しなきゃいけない。なぜなら金のなる木だからだ。肉球は Apple のロゴみたいなもんだ。あいつらは俺の背後で全部商標登録しようとして、それを俺に見せつけてきた。『そうだよ、俺たちが全部手に入れたんだ。これでユニバーサルに10億ドルで売るんだ』ってな。ふざけんな。俺のもんを勝手に売るな。」

Dazはさらにこう主張した。

「奴らはカタログ権利でみんなに金を払ってるふりをしてるだけだ。Snoopは『みんなに出版権を返す』って言ったけど嘘だ。Death Rowを買ってから誰にも払ってない。アーティストを飢えさせようとしてる。でも俺はそうはいかない。俺はただ、自分の取り分が欲しいだけだ。」


Daz の爆弾発言を知った Snoopは、SNS にアップした動画で鋭く反撃した。

「お前、俺のことを憎む以外にやることないのか?」と怒りをあらわにし、続けてこう警告した。

「そのうちブッ壊すからな、いとこよ! ガチで。殴るんじゃねえ、ビジネスでだ。お前今めちゃくちゃ金欠なんだろ? だからビジネスでブッ壊してやるよ。放っとけ。マジで放っておけ!」

Dazは Instagram で反撃し、次のように書き込んだ:

「アイツ怒ってるな……今度はビジネスで俺をブッ壊すってよ。Death Row にあった俺の全てを盗もうとして、偽造サイン使ってロイヤリティも払わず、スタッフの給料に俺たちのロイヤリティ使いやがって。アーティストよりスタッフの方が稼いでるんだぞ。昔 Suge を訴えたけど、今回もいとこを訴えるべきか?全部俺名義だ。出版権の番号は変わらん。泥棒じゃない限りな。俺は飢えさせられねぇ。俺は独立してるんだ。自分の船を自分で動かしてきた。ずっとな。お前はちっさいビッチだ。」

T-Painが、元コラボ相手であるDJ Khaledに“不義理”の疑いをかけて批判し、2人の確執がさらに深まっています。

R&BヒットメーカーのT-Painは最新のClub Shay Shayに出演し、Shannon Sharpeから「20年以上の音楽キャリアで学んだことは?」と質問されました。

彼はこう本音を漏らします。

「誰もお前の兄弟なんかじゃない。本当に誰もだ。利用できる間だけ、みんな兄弟ヅラしてくる。それがこの業界で、俺が学んだ最も早くて最も一貫した真実だ。」

そしてT-PainはDJ Khaledについて名指しで言及し、こう続けました。

「DJ Khaledを含め、色んなやつらが『お前は兄弟だ』って言ってきた。そんなの絶対信じるな!

DJ Khaledは立ち回りがうまいし、人によって態度を変える。でもこれはKhaledだけの問題じゃねえ。最初に思い浮かんだのが彼ってだけだ。」

さらに彼は、自分がどれだけ多くのアーティストを助けてきたかを振り返りながらこう続けます。

「何人のキャリアを俺が支えてきたか、考えてみろ。みんな『ありがとう!お前は兄弟だ!』って言ってくる…。でもそのどれも返ってこなかった。本当に何の意味もなかったんだ。誰かがお前のことをどれだけ大事に思ってると言っても、それにすがるな。お前に何を返せるか、それを言ってくるやつこそ大事にすべきなんだ。」

T-PainとDJ Khaledは2000年代後半から2010年代前半にかけて、「All I Do Is Win」「I’m So Hood」「Go Hard」など、数多くの大ヒット曲でタッグを組んできました。

しかし2人の関係は2013年頃から悪化。T-Painは、自分がKhaledに“冷遇”されていると感じ始め、代わりにFutureが重用されていると思ったといいます。

当時、T-PainはVIBEにこう語っています。

「Futureが今売れてる。Khaledは“その時に熱い人”と仕事をするタイプだから、T-Painの代わりに“もう一人のT-Pain”がいれば十分なんだよ。人を入れ替えるのなんて彼にとっては大したことじゃない。」

Ace Hoodとの「Bugatti」でFutureを起用した件について、T-Painがインスタで“ディスった”ように見える投稿をしたことが、Khaledとの関係をさらに悪化させました。

T-Painは2021年のDrink Champsの出演時にこう説明しています。

「Future自身は怒ってなかった…完全にスルーした。でもKhaledが俺に連絡してきて、『お前何してんの?』って。

彼は『動画を見返してみろ』って言うから見返したけど、『まあこれには反論できないな…』って思った。俺は本当に最低の友達だったよ。

Khaledは『投稿を消せ!俺のアーティストを悪く言うために使っただろ!』って怒ってきた。俺はため息ついて…まあ今でも言ったこと自体は間違ってないと思ってるけどな。」

そしてT-Painはこう締めくくっています。

「あれは単なる誤解だった。でもそのせいで、今でも俺とKhaledは一切関わりがないんだ。」


NasとDJ Premierの長らく待ち望まれていたジョイントアルバムがついに実現します。2人のHip-Hop界の巨匠が、期待のコラボ・フルアルバムのタイトル、リリース日、アートワークを正式に発表しました。

このプロジェクトのタイトルは 『Light-Years』。12月12日 に Mass Appeal Recordsからリリースされます。

『Light-Years』は、レーベルの「Legend Has It…」シリーズ第7弾にして最終章となります。同シリーズでは2025年を通して、ニューヨークの名だたるHip-Hopアーティストたちの新作アルバムを届けてきました。

6月にはSlick Rickがカムバック作『Victory』でシリーズをスタート。その後、Raekwon(『The Emperor’s New Clothes』)、Ghostface Killah(『Supreme Clientele 2』)、Mobb Deep(『Infinite』)、故Big L(『Harlem’s Finest: Return of the King』)、De La Soul(『Cabin in the Sky』)がバトンを繋ぎました。

Mass Appeal Recordsの共同オーナーでもあるNasは、Rolling Stoneのインタビューでこのシリーズについてこう語っています。

「まるで1995年が戻ったみたいだ。2025年には、その頃のあの感覚が確かにある。後退じゃなくて前進だけどね。あの緊張感、あのバイブス、人生の祝祭感、そして曲やアルバムが30年前に持っていた意味——それが今も生き続けているんだ。」

「若い世代のアーティストだって、あの初期のサウンドの影響を受けている。Slick Rickを筆頭に、Mobb Deep、Raekwon、Ghostface、De La Soul…彼らは誰もが唯一無二で、大胆で、知的で、本当に偉大なHip-Hopを作り上げてきた。」

「仲間の何人かはこの世を去ってしまったけれど、俺たちは今でも彼らのために表現し続けているし、彼らもこのシリーズを通じて自分たちを表現し続けている。これは偉大な影響力への称賛であり、彼らが築いた基準を忘れないという決意でもある。それが俺たちをより高く目指させるんだ。」

「このシリーズを通じて、Hip-Hopを激励し、インスパイアし、俺たち全員に“Hip-Hopの純粋さ”を思い出させたい。みんなでこれを実現できることを願っている。」

『Light-Years』は、NasとDJ Premierによる伝説的かつ長年続いてきたパートナーシップの集大成でもあります。これまでに2人は、Nasの『Illmatic』の「N.Y. State of Mind」「Represent」から、「Nas is Like」「2nd Childhood」まで、数多くのクラシックを生み出してきました。

フルアルバム制作の噂は長年ささやかれていましたが、2人は昨年ついに正式にプロジェクトを発表し、リードシングル「Define My Name」をリリースしました。

Nasによれば、『Light-Years』には新曲だけでなく、当初アルバム制作を話し合っていた時期に録音した古い楽曲も数曲収録されるとのことです。

「少なくとも当時のアイデアのうち2曲は、このアルバムに入っていると思う」と彼はRolling Stoneに語っています。「当時は完成させることができなかったけど、今年ついにそれらの録音をまとめることができた。」

さらに彼はこう付け加えました。

「とにかく、みんなに聴いてもらうのが待ちきれない。ほかの人たちがどう思うかはわからないけれど、俺とPremoにとっては、本当に長い時間をかけてようやく実現したものなんだ。」