June 12, 2024

シングル「All On Me」や10月31日にリリースされた「Plenty」に続く新企画。ファンが待ち望むアルバム「Dominique」や「The Leaks」のリリースはまだ先になりそうだが、Lil Babyはその代わりとなる企画を用意している。

Lil Babyは「Wham Wednesdays」を発表。年末まで毎週水曜日に新しい音楽をリリースするという内容だ。

「これから年末まで、毎週水曜日に曲とビデオを出す。」と、Lil BabyはXに投稿した。

多くのファンはこのニュースに興奮したが、一方で、彼が以前から予告していた2つのプロジェクトに関する更新の遅れに不満を示す声もあった。

いずれにせよ、Lil Babyが約束を守って11月5日(水)に最初の楽曲を公開し、クリスマス(水曜日)も休まず更新すれば、ファンは合計9曲を手にすることになる。

また、リリースされる曲の中の1曲はPlayboi Cartiとのコラボ曲になるかもしれない。Lil BabyはInstagramストーリーで、Cartiの「Antagonist 2.0 Tour」デトロイト公演のバックステージで撮った2人の写真を再投稿し、「Soon(近日)」というキャプションを添えた。

それが「The Leaks」に収録予定だった「Let’s Do It」なのか、まったく新しい曲なのかは、まもなく明らかになるだろう。

10月25日にはG Herboとの「All On Me」を、10月31日(金)にはYTB FattとYFN Lucciを迎えた「Plenty」をリリースしたばかりだ。

メンフィス出身のラッパーNLE Choppaは、「KO」でNBA YoungBoyをディスしたにもかかわらず、彼への愛情はいまだにあると語った。

NLE ChoppaとNBA YoungBoyの確執は、 NLE Choppaがハロウィンに公開したディストラック「KO」によって始まった。この曲は、2Pacの伝説的ディストラック「Hit ’Em Up」で使われたのと同じDennis Edwardsの楽曲をサンプリングしていて、曲中でNLE Choppaはこうラップしている。

「YoungBoy, what? This the big boy league/ I put one up in your gut under the Jesus piece/ Last thing that I heard was ‘Jesus, please’/ Had me looking at the devil like ‘This is your king,’  YoungBoyが何だ? ここはビッグボーイリーグ(大人の世界)だ/ お前の胸の下、十字架のネックレスの裏に弾を一発/ 最後に聞こえたのは“ジーザス、助けて”って悲鳴だけ。/ それを見て俺は悪魔に言った、“こいつがお前の王様か?”ってな」

Rolling Stones誌の最新インタビューで、NLE Choppaは新曲「KO」の背景とYoungBoyとの関係について語っている。

「過去には、問題がヒートアップしたことがある。正直に言えば、俺たちはすでに確執を抱えていた。でも、“この曲を作った理由がまったくない”とは言えない。曲の中で言ったことのいくつかは、前にも話したように、個人的なものとしても受け取られると思う。『ああ、俺はお前が嫌いだ』『お前とは合わない』みたいな感じに聞こえるかもしれない。でも実際は、彼を支配している“何か”に対して語りかけているんだ。俺は彼のことを愛してるんだ。」と、NLE Choppaは語る。

続けて彼はこう付け加えた。

「あいつに対しては愛がある。一緒に音楽を作りたいと本気で思ってる。でも、彼が受け入れてくれないならどうすればいい?でも、これが個人的な問題に発展するかどうかについては、心配してない。彼にはもっと大きな問題があると思う。俺は彼の手助けになればと思って声を上げているだけだ。」

Drakeの法的トラブルが再び新たな局面を迎えている。彼が、Spotifyが“大規模な不正ストリーミング”を「見て見ぬふりしていた」と主張する新たな集団訴訟の中心人物として名指しされたのだ。

この訴訟は、Snoop Doggの従兄弟であり、Dr. DreやEminemとの共演で知られるラッパーRBXによって起こされたもので、Spotifyを相手取り、「Drakeがこの不正行為の最大の受益者である」と主張している。訴えによると、DrakeのSpotifyでの総再生回数1220億回のうち“相当数”がボットなどの違法手段によって稼がれたという。

RBX側は訴状の中で、「このような大規模なストリーミング詐欺は、正当なアーティストやソングライター、プロデューサー、権利保持者に多大な経済的損害を与える」と主張している。

Drakeの名前は訴訟内で挙げられているが、被告としてではなく、あくまで恩恵を受けた人物として記載されていて、Spotifyのみが不正行為の当事者として告発されている。

RBXは訴状の中で、「膨大な証拠」が存在すると述べ、それによりDrakeの再生数の多くが「本物ではなく、ボットアカウントの巨大ネットワークによるものだった」と主張している。

訴えによると、2022年1月から2025年9月の間にDrakeのストリーミングデータを分析した結果、“異常なVPN使用”が確認され、ボットアカウントの所在地が意図的に隠されていたという。

特に2024年のある4日間では、Drakeの楽曲「No Face」の再生数25万回以上がトルコから発生していたものの、VPNを使ってイギリスからのストリーム再生に偽装されていたと主張している。

さらにRBXは、「Drakeの音楽をストリーミングしていたアカウントの多くが、その地域の人口では到底支えきれないほどの再生数を記録しており、なかには“住宅住所が一切存在しない地域”からの再生も確認された」と述べている。

Spotifyの広報担当者はこれらの主張を否定し、次のように声明を出した。

「係争中の訴訟についてはコメントできませんが、Spotifyは不正ストリーミングによって利益を得ることは一切ありません。当社は常に最先端の技術に投資し、アーティストの報酬を守るため、偽の再生を削除したり、ロイヤリティの支払いを保留したり、ペナルティを課すなど強固な対策を講じています。」

さらに声明は続く。

「当社のシステムは有効に機能しています。昨年のある事件では、1人の加害者がストリーミングサービスから1000万ドルを詐取しましたが、そのうちSpotifyの被害はわずか6万ドルでした。これは、不正ストリーミングの影響を最小限に抑える当社の有効性を証明するものです。」

Drake本人はこの訴訟について現時点でコメントを出していない。

もし「Shook Ones」と「Only Built 4 Cuban Linx…」のリリース当時に外にいなかったなら、Pusha TやMaliceとラップについて語るのは考え直したほうがいいかも。

この2つの名作を知らなければClipseとは話せない。10月26日REVOLT TVはONE MusicfestでPusha TとMaliceに話を聞き、全ラップファンが知っておくべき重要な2作を挙げてもらった。

Pusha Tは「‘Shook Ones’が出たときにリアルタイムで体験していなければ、Hip-Hopの話はできない。何の話もできない。」と語る

バージニア出身の彼はPart IかPart IIかを具体的に示さなかったが、Part IIはこれまでに数十回、あるいは数百回もフリースタイルされている。

そしてNo Maliceは「‘Only Built 4 Cuban Linx…’がリリースされた時にそれを体験していないなら、何も語れない。」続ける。

ここでMaliceが言及しているのはRaekwonのデビューアルバム「Only Built 4 Cuban Linx」だ。

ONE Musicfestの2日目は雨が降ったにもかかわらず、Clipseはファンに素晴らしいパフォーマンスを披露した。セットリストには7月リリースのアルバム「Let God Sort Em Out」から「So Be It」と「Ace Trumpets」、さらに以前のヒット曲「Mr. Me Too」も含まれていた。他の出演者にはDoechiiやLudacrisらがいた。

ストリーマー界を席巻する3人組が、再び話題をさらっている。RakaiとBunnaBがPlaqueBoyMaxと共に行った「In The Booth」セッションがネットでバイラル化してからわずか1週間あまりの彼らの勢いを「Turn Up」の公式ミュージックビデオを公開した。

10月20日にリリースされたNick Mays(ニック・メイズ)監督による映像では、RakaiとPlaqueBoyMaxが駐車場でテンション高くTurn Up。

「Yeah, yeah, we ‘bout to turn up / Hit that little Rakai dance, I’m trynna see you turn up(さあ盛り上がろう/Rakaiダンスをみせてくれ、盛り上がっているところが見たいんだ)」と、16歳のストリーマーRakaiがTikTokで話題のダンスを披露する。

さらにRakaiはBobby ShmurdaやKai Cenatから贈られた「Clover Boys」チェーンへの言及も交え、「Everybody hit my little dance like Bobby Shmurda(みんな俺のダンスをBobby Shmurdaみたいに踊る)」「Posted with the Clover Boys, it’s diamonds on our necklace(Clover Boysと一緒に、ダイヤのネックレスを光らせて)」とラップしている。

PlaqueBoyMaxが冒頭のバースを担当し、BunnaBが最後のバースで楽曲を締めくくる。

PlaqueBoyMaxの「In The Booth」シリーズは、この1年で彼のキャリアを大きく押し上げた。
「YN」(Sexyy Red参加)、「Man Of The Year」(UnoTheActivist参加)などの楽曲を生み出し、Kevin Gates、Will Smith、Lil Yachtyといった著名アーティストのリアクション動画も相次いで話題に。

BunnaBの快進撃も止まらない。最新作「Ice Cream Summer (Deluxe)」のリリース以降、「I Like Em」や、10月17日に発表した「LMAO」など、次々と話題作を投下している。