January 29, 2025

ClipseのPusha Tは、Def JamがKendrick Lamarのヴァースを新しいClipseのアルバム「Let God Sort Em Out」から外そうとしたことに、非常に驚いたと認めました。

ClipseはKendrickのヴァースを削除することを拒否し、この対立の末にDef Jamを離れることとなりました。

Billboardとのインタビューで、PushaはDef Jamの対応に驚いたと語っています。「本当に驚いたよ。正直言って予想外だった。この2年間、ただアルバム制作をしていて、パリとアメリカの往復を繰り返していただけだった。あの曲に悪意なんてまったくなかったし、そういう方向性で作ったものでもない。だから、印象だけで何かを止められるなんて、本当に驚いた。」

またPushaは、最近のライブでKendrickのヴァースを手に入れたという噂についても否定しています。

「実はあのライブにはただ見に行っただけなんだ。ちょっと観に行きたいと思って、ちょうどボストンでのライブがいいタイミングだった。最高だったよ。周りは勘違いして、『あそこでヴォーカルを受け取った』って思ったみたいだけど、音源なんてとっくに手元にあったよ。」

Pusha Tは、Kendrickの参加がどうやって実現したのかについても、Spotifyのインタビューで明かしています。

「ClipseとKendrickが一緒にやる、それ自体がリリック重視の象徴だ。誰もそれ以上のものなんて求めてないと思う。当時、スタジオには人の出入りが多くて、その中の一人がたまたまKendrickのチームのメンバーだった。彼にアルバムを聴かせたら、Kendrickに電話して『これ、絶対やらなきゃダメだ』って言ったんだって。その時、Kendrickはすごく忙しかったけど、いくつかの楽曲を送ってきてくれて、それから笑いながら電話してきたんだ。『これはやるしかないな、心配すんな、むしろ2曲やりたいくらいだ』って。まさに“タイミングと縁”がすべてだった。」

さらにGQとのインタビューでは、Def Jamとの関係が「Chains & Whips」におけるKendrickの参加をめぐってどう崩壊したかについても語っています。「彼らは俺に、Kendrickに『ヴァース内容をチェックしてくれ』って頼めと言ってきた。もちろん、そんなことは絶対にしなかった。それから今度は、その楽曲自体を外せと言ってきた。1か月間その指示を無視していたら、そこの弁護士のSteve Gawleyが『じゃあClipseを契約から外す』って言ってきた。でもそれだと成立しない。なぜなら、俺はソロアーティストとしてまだDef Jamに残ってるから。だから言ったんだ、『もし俺たち全員を手放すなら、それでいい』ってね。」

Diddyは、性的人身売買に関する裁判で陪審員による評決が出ましたが、保釈を却下されました。

音楽界の大物であるDiddyは、性的人身売買および組織犯罪といった最も重い罪状については無罪となった一方で、売春目的の輸送に関与したという2件の有罪判決を受けました。

これらの罪状が併せて有罪となった場合、最大で20年の禁錮刑に処される可能性がありますが、実際にそこまでの刑罰になることはないと見られています。

Diddyの弁護団が保釈を求めたものの、Arun Subramanian(アラン・スブラマニアン)判事は、Diddyの過去の暴力的な行動歴を理由に保釈を却下。これにより、10月3日に予定されている判決日まで勾留されることが決定しました。

法廷画では、評決を聞いたDiddyがひざまずき祈る様子や、公聴席に向かって拍手を送る姿も描かれていました。

評決後、元恋人であるCassieは、Diddyが保釈されれば社会に対する危険となるとして、裁判所に書簡を提出しました。

彼女の弁護士であるDouglas Wigdor(ダグラス・ウィグドー)は以下のように述べています。
「Ventura(Cassieの本名)は、Combs(Diddy)がこの裁判で証言した被害者や彼女自身、そして社会全体にとって危険な存在であると考えています。」

裁判官が保釈を却下した後、Diddyは家族に向かってこう語ったとされています。
「出たらまた会おう。俺たちはこれを乗り越える。」

この注目の裁判では、合計34人の証人が召喚され、その中にはCAssie、Kid Cudi、そして匿名希望でJaneとだけ名乗った被害者も含まれていました。

裁判では、暴力や性的行為の詳細な描写が語られ、検察側はDiddyが被害者に対し、強制的に性的関係を持たせていたと主張。

一方、Diddyの弁護団は、すべての女性が自発的に参加していたと主張し、それらの行為は「Freak Offs」と呼ばれていたと説明しました。Diddy本人は、裁判中に証言台に立つことを拒否しました。

さらにデDiddyは、男女複数の人物から性的暴行の民事訴訟を提起されており、これらの訴えについても一貫して完全否定しています。

千葉雄喜が、最新アルバムから「心臓」のミュージックビデオを公開した。

「心臓」は最新アルバム「永遠」の収録曲。MVは脚本を千葉自身が手がけた作品で、映像監督兼フォトグラファーのSTILLZが監督を務めた。なお千葉は7月3日に東京・日本武道館でワンマンライブ「千葉 雄喜 – STAR LIVE」を開催した。

Nina Utashiroが、最新曲「mood:bored」を公開した。

NENE、ちゃんみな、HANA、SKY-HI、BMSGを中心に話題を集め、ヒップホップの枠を越えたファン同士の対立にも発展しているBeefにNina UtashiroがNENEに対する新たなDisトラック「mood:bored」を公開した。今作はNENEに対する2曲目のDisトラック。前作は英語でのリリックだったのに対し、今回は日本語で「ねぇ、ねぇ、付いちゃってるよ、パラサイト ねぇ、あんたの前で2回も歌った曲 半年前にすでにMVまで撮った曲 ねぇ、あんたのパシリがメイクとして潜入 何に勝気なのか少しばかり私分からぬ ねぇねぇねぇ真似っこの話すんならクオリティーが足りない 全く刺さりすらもしない ねぇねぇねぇちょっぴりがっかり」とスキルフルに挑発する楽曲となっている。

Kay-onが、最新シングル「300 Bars Freestyle」をリリースした。

高校生ラップ選手権優勝、ラップスタア2023準優勝、R-指定(Creepy Nuts)との共作など、話題をさらってきたKay-onが、300小節超を披露する「300 Bars Freestyle」を公開した。
最新作『300 Bars Freestyle』はその名の通り300小節超、約9分半をワンブレスで縦断する前代未聞のフリースタイル。162→134BPMへとギアを切り替えながらもフローは一切乱れず、2024年の話題曲『黄色 feat. R-指定』で示した緻密な韻とメッセージをさらに拡張。
息が切れるのは聴き手の方――極限スキルの持久走、最後の1小節まで、“言葉の弾倉”が尽きることはない。