Lil Durkは獄中から新アルバムをリリース、ファンに「ずっと捕まってるわけじゃない」と保証
かつて有望とされたLil Durkのキャリアが危機に瀕している。今世紀最大のラップスターの一人と評された彼は、現在、殺人請負の容疑で裁判を待っている状況だ。そんな中、Durkは最新アルバム「Deep Thoughts」をリリースした。リスナーからの反応は上々だが、アルバム発売後に最も注目を集めたのはLil Durk本人の投稿だった。彼はInstagramでファンへのメッセージを投稿し、近況を伝えるとともに、変わらぬサポートに感謝の気持ちを表した。
Lil Durkは感情のこもったメッセージの冒頭で、もともとアルバムのリリースを延期するつもりだったことを明かした。彼は「これを出すつもりはなかった。でもストリートの仲間たちが必要としてるのを思い出した」と語った。「リリースの時にみんなと一緒にいられないのは辛い。でもこの壁の向こうから、みんなの愛とエネルギーを感じられると信じてる。」
さらにLil Durkは、ファンへの感謝を伝えるとともに、必ず帰ってくると誓った。「ずっと支えてくれてありがとう」と彼は述べた。「俺はこのストーリーを語り続ける。俺たちの声が消えないように。すぐに戻るし、今までよりも強くなって帰ってくる。」
Lil Durkだけでなく、彼の恋人であるIndia Royaleもアルバム「Deep Thoughts」をInstagramで紹介し、ファンにストリーミングを呼びかけた。彼女は「#FREEMYMAN(私の男を解放して)」というハッシュタグをつけて、Durkの釈放を訴えた。
また、21 Savageも自身のInstagramに「Deep Thoughts」のアートワークを投稿し、「Free you(お前を自由に)」というメッセージを添えてLil Durkを支持した。21 Savageは、裁判中のYoung Thugがリリースしたアルバム「BUSINESS IS BUSINESS」のプロモーションにも協力していた。彼は同アルバムの収録曲「Wit da Racks」でTravis ScottやYak Gottiと共演しており、積極的に支援を行っていた。
ただし、今回の『Deep Thoughts』には21 Savageは参加していない。それでも彼は、Lil Durkの状況をサポートするために投稿を行ったのだ。
当初、Lil Durkの裁判は1月7日に開始される予定だったが、10月14日に延期されることが決定している。