June 9, 2025

Jay-ZのエンジニアであるYoung Guruは、ファンや業界関係者と共に、スーパープロデューサーTimbalandがAIエンターテインメントレーベルを立ち上げたという発表に対して批判の声を上げました。

長年の友人であるにもかかわらず、Young GuruはInstagramの投稿で、Timbalandが人工知能に関わることについての自身の考えを率直に共有しました。敬意を示しながらも反対の意を表明し、次のように述べました。

「もう一度言わせてもらう。君のことは本当に愛してるけど、これは違う。今世界で何が起きてるのかわかってるか?君の声は影響力があって、とても重要なんだ。君を崇拝してる学生たちがいる。彼らはこう言うだろう。『Timbalandがやってるなら、自分もやっていいんだ』って。こういう時こそが、歴史が定義される瞬間なんだよ…人間の表現は、こんなものに還元されるべきじゃない!!これは音楽よりもずっと大きな問題だ!!愛を込めて、そう言わせてもらう。」

これに対して、TimbalandはAI生成キャラクターが批判者を嘲笑する動画をシェアしました。そのキャラクターは「お前らAIに居場所奪われるって泣いてるけど、自分の曲すらまともにミックスできてねえじゃん」とジョークを飛ばし、更なる反発を呼びました。

ラッパーのRexx Life Rajは「Timbalandは残念なことになった」とコメントし、Lauren Speed-Hamiltonはエンタメ業界におけるAIの影響力の拡大に疑問を呈しました。

ラッパーのRussは、2015年の楽曲でサンプルのクリアランスを適切に取らなかったことで、最終的に著作権料として約85万ドル(約1億3千万円)を支払う羽目になったことを明かしました。

ポッドキャスト番組「And the Writer Is…」に出演したRussは、自身の大ヒット曲「Losin Control」に、正しい手続きを踏まずに使用したサンプルが含まれていたことを語りました。この楽曲は後に大ヒットとなり、問題が浮上します。

Russはこう語っています。「この曲では本当にやられた。サンプルのクリアを忘れてて、気づいた時にはすでにプラチナ認定を4回も受けてた。たぶん2015年に曲を作った時なら5,000ドルくらいでクリアできたと思う。でも当時は誰も知り合いがいなくて、ただのアンダーグラウンドの子供だった。」

さらにRussはこう続けます。「曲がリリースされて、アルバムにも収録された。でもすっかり忘れてて、途中で『あれ、もしかしてサンプリングしてたか?』って思って… で、『あぁ、やってたわ…』って気づいた。それでサンプルの権利者が現れて… 結局85万ドル(約1億3千万円)くらいの小切手を切ることになった。高くついた失敗だったよ。」

「Losin Control」は最終的にアメリカで8×プラチナ(800万枚以上)を達成しましたが、この曲にはOneohtrix Point Neverの「Behind the Bank」という楽曲がサンプリングされています。

RYKEYDADDY.Xが、最新アルバムより「HARUKA」のミュージックビデオを公開した。

今作はプロデュースにSIBAを迎えた1作で、最新アルバム『FREEDOM or JAIL』に収録されている楽曲。新名『X』と共に放つ最新音と解き放たれる魂の言葉が詰まった楽曲に仕上がっている。

Tohjiが、最新アルバム『zero-two』をリリースした。

昨年のワールドツアー、そして今年2月にぴあアリーナで開催された自身初のアリーナワンマンを成功に導き、さらに6/20(金)には「劇場版 Tohji Pia Arena」の全国15館公開を控えるなど、先進的な取り組みで時代を切り拓き続けるTohji。

本作『zero-two』は、前作『zero-one』から続く連作プロジェクトの二作目となっており、破壊と再生の衝動を抱えながら、内なる旅を刻み続けるTohjiの“途中経過”そのものを切り取った実験的作品群。荒々しいエネルギーと、夢幻的なユーフォリアが交錯するサウンドの中には、これまで以上にダークで異質な感触が宿っている。「完成された作品」ではなく、創造の流れそのものを共有することを志向し、進化し続けるアーティストとしての現在地を生々しく刻み込んだ、プロセスの記録とも言える一作だ。

メインコラボレーターには、前作に続きBig Animal Theory、Gentoku、Xanseiを迎え、ベースの力強いエネルギーが連なりながらも、浮遊感のある旋律や切り裂くようなビートが交錯。ダイナミックかつポストアポカリプティックな世界観が全編を貫いている。

また、先行シングル”Jungle人”に続き、アルバム収録曲”Terminator”のミュージックビデオも同日公開が予定されており、破壊的なサウンドと研ぎ澄まされたビジュアルで、Tohjiが描く「次の世界」を提示する。

さらに、リリースに合わせて、ニューヨーク、ロンドン、香港をめぐる世界3都市ツアー、8月には全国4都市を巡るZepp Tourや『SONIC MANIA』への出演も決定。より大きな舞台で躍進を続けるTohjiの現在地を象徴する作品となっている。

B.I.G.JOEが、ラストアルバム『SON OF A GUN』を6/25(水)にリリースすることを発表した。

本作を含めた2枚のアルバム発表を最後にラッパー引退を宣言しているB.I.G.JOE。

今作は、全曲のサウンド・プロデュースをDJ MITSU THE BEATSが手掛け、「しまった!」や「くそっ!」、嫌な人を名指しする時に使うスラングである『SON OF A GUN』をタイトルに冠したフルアルバム。B.I.G.JOEが生粋のラッパーであることを証明する作品に仕上がっている。

また、本作はCDのリリースを起点にデジタル配信でのリリースは今秋以降に解禁予定。CDはメインディスクに加え、インストゥルメンタルとアカペラを収録したディスクを付属した2CD仕様となっている。