June 19, 2025

Pusha TがTravis Scottに怒りをぶつけ、かつて同じGOOD Musicに所属していた仲間を「Whore(売女)」と呼んだ。

Clipseの新曲「So Be It」で、PushaがKanye Westに向けたリリックがあるのではと先日お伝えしましたが、GQとのインタビューで、このバージニア出身のPusha Tは、狙いはTravis Scottであることを明言した。

PushaがTravisに対して怒りを抱くきっかけは、Drakeが「Meltdown」でPharrell Williamsをディスしたことにあったという。

「ことの発端は、俺たちがパリで仕事してたときのことなんだ。TravisがP(Pharrell)に新しいアルバムを聴かせたいって電話してきた。彼はPharrellのスタジオにやって来て、俺たちのセッションを中断させたんだ。」

「Travisは俺とMaliceがいるのを見て、『おお、みんな揃ってるじゃん』って笑顔で、飛び跳ねて、ふざけたダンスまでしてたよ。俺たちはあいつの音楽を聴くことに乗り気じゃなかったけど、Travisはそれでも曲をかけたがって、俺たちとPharrellが聴いてるところを撮影したかったんだ。そして1週間後に『Meltdown』が公開されたけど、あのとき流した曲にはDrakeのバースは入ってなかった。」

Pushaはさらに「Travisはこれまでも何度も同じことをしてきた。相手を選ばないんだ。『Sicko Mode』でも同じことをやっただろ、DrakeがKanyeをディスったあの曲さ。」と語る。

そして最後に「俺はもうずっと前に、あのクルーや連中とは距離を置いてる。だからこそ、ああいうノリでこっちに来るなって言いたい。俺は、あいつらみたいなやり方はしないんだよ。俺から言わせてもらえば、あれはまさに……あいつは売女だよ。まったく、売女なんだ。」とPusha Tは締め括った。

Flat Line Classicsが、最新シングル「Daily Ops」をリリースした。

前作“New Deal”同様、クリエイティブコレクティブ/レーベル〈w.a.u〉からのリリース、同コレクティブ所属の01sailがプロデュースを担当した本作は、ヒップホップの本質を鋭く捉えたリリックと、オーガニックなグルーヴが共鳴する、現代都市を生き抜く者たちの「日常業務 = Daily Operations」にフォーカスした1曲。

ブーミーで乾いたキック、うねるベースライン、耳の奥で滲むようなシンセのレイヤー。全体を通して、ウエストコーストのクラシックな空気感が漂う。冒頭の《What do you trust? / What do you do?》という問いかけから始まるフックは、自問自答を繰り返しながらも前進するマインドを象徴。Weird the art、BIG FAF、Sart、Dazそれぞれが繰り出すヴァースでは、ストリートでのリアルな生活、創作への執念、自己との対話が繊細かつタフな言葉で綴られている。

また、《am pm 流れるMy tune》《ヒリついたLifeの先にGOAT》など、詩的かつ具体的な描写が印象的で、Dazの《這い上がるための音を上げろ 声を上げろ》という一節には、音楽が持つ希望と再生の力が込められている。

KennyDoesが、最新EP『WARP!』をリリースした。

今作は前作から約1年ぶりとなる最新EP。セルフタイトル・アルバムを経てたどり着いた“その先”から放たれる全5曲を収録している。盟友・R-指定のサポートを受けながらリリックやテーマの精度をさらに深め、まさに“新章”の幕開けにふさわしい内容となっている。

揺れながらも進む等身大の言葉、音と言葉で瞬間を射抜く鋭さ──過去・現在・未来が1本の線で繋がるような、体温を宿した作品だ。

reinaが、最新シングル「Risk Your (feat. Bonbero)」をリリースした。

今作はUK由来のクールなグルーブにreinaのエレガントな色気が溶け合う、極めて洗練されたオルタナティブR&B。
ゲストにはラッパーのBonberoを迎え、ヒップホップとの本格的な邂逅を果たした。
ストイックで鋭いBonberoのラップと、reinaのしなやかで強いリリックが交差することで、異なる背景を持ちながらも“今”という時代を生きる若い世代のリアルが浮かび上がる。
既存のジャンルに収まらない、新しい形のR&Bとして、国内シーンでも稀有な挑戦的な1曲とのこと。

Lunv Loyalが、最新シングル「ジェリー (feat. JNKMN & Masato Hayashi) 」をリリースした。

Lunv Loyalは秋田県秋田市土崎港出身、1993年9月30日生まれのラッパー。17歳でラップと出会い、2014年にSEEDAのコンピレーションシリーズ「CONCRETE GREEN THE CHICAGO ALLIANCE」に参加する。R-指定に絶賛された楽曲「100」や、ゆるふわギャングを客演に迎えた「Outside feat. ゆるふわギャング」、SEEDAやWatsonとコラボした「高所恐怖症 Remix feat. SEEDA & Watson」などで注目度を高め、2023年12月にアルバム「LOYALITY」をリリース。2024年4月にシングル「存在」でメジャーデビューを果たし、スニーカーセレクトショップ・atmosとのタイアップ曲「Air Life」を5月にリリースするなど着々にシーンで存在感を示している。
今作は客演にJNKMNとMasato Hayashiを迎えた強力なシングルとなっており、2025年後半の動きにも要注目だ。