The Weekndは、間もなくリリース予定のアルバム「Hurry Up Tomorrow」の発表後、ステージネームを引退する計画を立てていますが、音楽制作自体は続けることを明らかにしています。
1月10日に公開されたVarietyのインタビューで、彼は「The Weeknd」という名前は自身の人格とは異なるものであり、もはやそれに共感できなくなったと語りました。
「The Weekndとしての自分に一区切りをつけようとしているんだ」と彼は語っています。「これまでその名前でやってきたけど、もうそのための気持ちを持ち続けることができなくなった。あの名前には多くのものが付随してくるんだ…キャラクターとしての自分があって、その上で競争がついてくる。もっと多くの称賛、成功、ライブ、アルバム、受賞、そして1位の記録を求める。これは自分で終わらせない限り、永遠に続く“終わりのないレース”になってしまうんだ。」
彼は、2022年にロサンゼルスでのコンサート中に声を失い、ショー開始直後に再スケジュールを余儀なくされた出来事も、この決断に影響を与えたと述べました。
「自分の中でこう思っている部分がある。『声を失ったのはもう終わりだってことだ。自分が言いたいことは言い尽くしたんだ。無理に居続ける必要はない。今ここで終わらせて、幸せな人生を送れるじゃないか。』『Hurry Up Tomorrow』で締めくくる。そして今ここにいる。頂点の時に去るのがベストじゃないのか?自分のことがあまりにも理解されすぎたら、方向転換する時だとおもう。」
ただし、彼は音楽制作をやめるわけではないことを明確にしています。
「音楽をやめられるとは思えない」と彼は付け加えました。「でもすべてが挑戦と感じられる必要がある。今の自分にとって『The Weeknd』というもの、何であれ、それは完璧に極められたものだ。『The Weeknd』を自分以上にやれる人はいないし、自分でもこれ以上にはできない。だから、このキャラクターとしてのあらゆる挑戦を乗り越えた今、この映画にすごくワクワクしている。これがまた新しい挑戦だからね。
「でもその先がどうなるかを知りたいだけなんだ。明日がどうなるかを知りたいんだ。」と締めくくりました。