Drakeの最近のオーストラリアでのコンサート公演が話題になっているが、彼が望んだ理由とは異なる形で注目を集めている。
DrakeのAnita Max Win Tourのオーストラリア公演で撮影された観客の写真には、ファンが掲げた多くのボードが写っており、その内容はDrakeから金銭的サポートをもらう理由を訴えるものだった。
その中には、「親の住宅ローンを返済したい」「イビサでのバチェロレッテ・パーティーの資金が欲しい」「ペットの治療費を払いたい」といったものがあった。
Drakeはこれまでもコンサートで観客に大金を渡してきたが、それでも今回の看板がSNSで物議を醸し、一部ではこの光景を「ディストピア的だ」と形容する声まで上がった。
あるバイラル投稿には、「Drakeがどうこうではなく(彼の代わりにどんなセレブがいても同じ)、これはここ数ヶ月で見た中で最も純粋にディストピア的な写真の一つだ。詳しくは語らないけど、マジでゾッとする…。」と書かれていた。
また、別のユーザーも「本当に不気味で不安を掻き立てる光景だ」と同調した。
さらに、「文脈を知らずに見たら、まるで戦争で荒廃し、貧困にあえぐ国でパフォーマンスしているように見える」とのコメントや、「この雰囲気、”社会が崩壊してもコンサートは続く”って感じだな(笑)」と冗談めかした投稿もあった。
この現象が起きたのには、理由があります。Drakeは現在進行中のAnita Max Win Tourでも多額の現金をファンに配っており、ツアーは3月半ばまでオーストラリアとニュージーランドで続く予定だす。
今月、オーストラリアのパースのRAC Arenaでの公演では、観客のカップルを見つけ、それぞれに2万ドル(約300万円)を贈った。
「君たちはパースの出身だよね。どこに行ったことがあるかわからないけど、二人ともに2万ドルずつ渡すよ。世界中どこでも好きな場所へ行ってくれ。俺はパースではこういうことをするんだ。」と、 Drakeは語った。
また、メルボルン公演では、彼のライバルであるKendrick LamarがSuper Bowlのハーフタイムショーを行った日に、「Adonis for President」と書かれたボードを掲げたファンに2万5000ドル(約380万円)をプレゼントした。「まずは君からだ。俺の息子にたくさんの愛を送ってくれてるからね。俺と息子の名において…君の家族に2万5000ドルを贈るよ。」とDrakeはそのファンに語った。