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T-Painが、自身の代表的なリリックのひとつを文字通り体験できる形にしてファンの前に登場しました。

41歳のラッパーでありシンガーであるT-Painは、Crocsとタッグを組み、「Croctober」コレクションの一環として「Unfurgettable Leopard Knee High Boots(アンファゲッタブル・レオパード・ニーハイブーツ)」を発表。

このブーツは、Flo Ridaの2008年のヒット曲「Low」で彼が歌ったライン──「Shawty had them Apple Bottom jeans, boots with the fur(シャウティはアップルボトムのジーンズにファー付きのブーツを履いてた)」──への遊び心あふれるオマージュになっています。

キャンペーンでは、オートチューンのゴッドファーザーことT-Painが、白衣を羽織り、赤と青のシャツを重ね、実験用ゴーグルをかけた科学者スタイルでブーツを掲げて登場しています。

CrocsのチーフマーケティングオフィサーCarly Gomez (カーリー・ゴメス)は「Croctoberは、ファンの皆さんへのラブレターです。彼らは常に私たちのブランドの心臓の鼓動のような存在。だからこそ今年は、ファンのクリエイティビティ、個性、そして大胆さを、彼らが夢見てきたような形で祝福しています。」と語る

プレスリリースによると、「Unfurgettable Leopard Knee High Boot」は、10月23日(“Crocs Day”と呼ばれる日)に正式リリース予定。

Crocs史上最も高さのあるシルエットとなり、その高さはなんと約90cmに達するとのことです。

このブーツは、ふわふわのビーガンレオパード柄ファーに覆われ、Jibbitzチャームやチェーン、装飾が施されている。さらに、バックストラップ、クリップ、金属ループリベットも搭載されており、ファンが自由にスタイルをカスタマイズできるようになっています。

この限定ブーツは、Crocsの公式サイトおよびニューヨーク・ソーホーのCrocsストアで販売される予定です。

Swizz BeatzとTimbalandによる伝説的なバトルシリーズVerzuzが、ついに今月復活する。しかも、その幕開けを飾るのはHip-Hop史に残るヘビー級対決だ。

両プロデューサーがVerzuzが10月25日にラスベガスのComplexConで復活すると発表。ファンはCash Money RecordsとNo Limit Recordsの直接対決を目撃することになる。

公式SNSでは次のように告知されている:

「正式決定。Verzuzが帰ってくる — ラスベガスの#ComplexConでライブ開催。Cash Money vs No Limit Celebration」
「ひとつのステージに、ふたつの伝説的レーベルが激突。歴史が作られる!10月25日。ライブ配信の詳細は近日公開予定!」

どのアーティストがステージに立つかはまだ明らかになっていないが、サウスHip-Hopを象徴するこの2大レーベルの激突に、早くも大きな注目が集まっている。両者はこれまでに数多くのスーパースターを輩出し、幾つものクラシックを生み出し、膨大なアルバムを売り上げてきた。

Cash Money Records (BirdmanとSlim兄弟が設立)は、Lil Wayne, Drake, Nicki Minaj, Juvenile, B.G., Mannie Fresh, Tyga などの成功を支えたレーベルとして知られる。

一方、Master P率いるNo Limit Recordsは、Mystikal, Silkk The Shocker, Mia X, C-Murder, TRU, Soulja Slimらをカルト的スターに育て上げた。

さらに、Snoop Doggも1990年代後半にDeath Rowを離れた後、No Limitに所属し、「Down For My N’s」「Bitch Please」「Lay Low」などのヒットを生み出している。

この「Cash Money vs No Limit」は、2022年6月のOmarion vs Mario以来、実に3年以上ぶりとなるVerzuzバトルとなる。

Trippie Redd が、Internet Money の Nick Mira をプロデューサーに迎えた最新シングル「Sketchy」で、自身のキャリアに新たな風を吹き込んだ。26歳の彼は、父親として、そして SoundCloud ラップの先駆者としての経験をもとに、より深みのある感情とサウンドの進化をこの一曲に込めている。

「Sketchy」は、壮大で映画的なサウンドが特徴で、Trippie らしいメロディアスなフロウに重層的なボーカルが重なり合う。歌詞では、強がりと脆さが交錯し、混沌や幻滅の中に潜む痛みを赤裸々に描いている。彼は「My heart filled up with so much pain, don’t have no room for you(心が痛みでいっぱいで、もう君の居場所なんてない)」と歌い、これまで以上に内省的な一面を見せている。

本作は、Trippie Redd のアーティストとしての成熟を象徴する作品だ。壮大なプロダクションと繊細な感情表現を見事に融合させ、彼の新たな創造的フェーズの到来を告げている。「Sketchy」は、メロディ、ストーリーテリング、そして激情を巧みに織り交ぜた Trippie Redd らしい新境地を示す一曲となっている。

Diddy (本名:Sean Combs)が、売春目的の人身輸送の罪で4年以上の禁錮刑を言い渡された。

Bad Boy Recordsの創設者である彼は、10月3日にニューヨークで行われた判決公判において、Arun Subramanian(アルン・スブラマニアン)判事から50万ドル(約7,375万円)の罰金と5年間の保護観察も科されたとCNNが報じている。

判事は宣告時に「加害者と被害者の双方に対して、女性への虐待には実際の責任が伴うことを示すために、相応の厳しい刑罰が必要です。」と述べた。

55歳のDiddyは、最長で11年3ヶ月の禁錮刑に直面していたが、弁護側は最短で14ヶ月の刑を求めていた。もし認められていれば、すでに服役済みの期間をもって釈放される可能性もあった。

判決前、Diddy本人は法廷で被害者(元恋人Cassieを含む)に謝罪し、「過剰な生活に溺れ、エゴに支配されていた」と反省の弁を述べた。

しかし、Subramanian判事は弁護側の「“Freak Offs”やホテルでの行為は、単なる合意の上の関係や“セックス、ドラッグ、ロックンロールの逸話”にすぎない」とする主張を退けた。

「あなたの善行の歴史が、あなたが“愛していた”と主張する女性たちに対して行った支配と暴力を帳消しにすることはできません。あなたは彼女たちを身体的・感情的・心理的に虐げ、自分の思い通りに操っていたのです。」

Diddyは2025年7月に売春目的の人身輸送罪で有罪となった一方、組織犯罪共謀および性的人身売買のより重い罪については無罪となっていた。

Mac Millerのファンに明るいニュースです。彼の遺族が、アルバム「GO:OD AM」の10周年を記念して3つの新曲を配信した。

10月3日にストリーミングサービスで公開されたこの特別版には、未発表だった「Cable Box」「Carpe Diem」「Royal Flush(feat. Vinny Radio)」の3曲が収録されている。

頻繁にMac Millerとコラボしてきたピッツバーグ出身のプロデューサーID Labsが「Cable Box」と「Royal Flush」を手掛け、「Carpe Diem」はClams Casinoがプロデュース。Clamsはこれまでにも「Blue Slide Park」、「Macadelic」、「Watching Movies With the Sound Off」などでMacとタッグを組んできた。

中でも「Carpe Diem」は今回の中で最も印象的な1曲だ。Macはその曲で、軽快かつ内省的なリリックと、哀愁を帯びた歌声を織り交ぜながら、自身の名声への道のりの浮き沈みを振り返っている。

特に冒頭のライン「いつか俺は最高になる、そしてユニフォームを引退する」というリリックは、多くのファンの胸に深く響くだろう。もし彼が7年前にこの世を去らなければ、彼のキャリア(そして人生)はどんな未来を描いていたのか、つい考えさせられる。

今回の「GO:OD AM(10th Anniversary)」は、今年1月にリリースされた「Balloonerism」に続く、Mac Millerの遺族による2つ目の追悼作品となる。

「Balloonerism」には、SZAやThundercatといった親しい仲間たちが参加しており、もともとは2014年、「Faces」と同時期に制作されたが、最終的にMacのメジャーデビュー作「GO:OD AM」が優先され、当時はお蔵入りとなっていた。

「GO:OD AM」はMacのアーティストとしての進化を象徴するアルバムで、彼はサウンド、楽器、ジャンルの実験を大胆に取り入れていた。アルバムはリリース初週に8万1,000ユニットを売り上げ、Billboard 200で第3位にデビューした。