Madonna

J. Coleは、待望のニューアルバム『The Fall-Off』の世界観をさらに明らかにし、ファンをその中へと招き入れている。今回公開されたのは、アルバム1枚目の正真正銘のオープニング曲「Two Six」のミュージックビデオだ。

J. Coleの人生には多くの愛がある。Hip-Hop、妻、家族、友人――しかし、それらすべては何らかの形で“The Ville”(J. Coleの地元Fayettevilleフェイエットビル)へとつながっている。だからこそ彼は、自身のルーツへの強い誇りとアイデンティティを称えるため、「Two Six」のミュージックビデオを制作したのだ。この曲は、高い期待を集めるアルバム『The Fall-Off』の1枚目の幕開けを飾る楽曲でもある。

「Two Six」に入る前、映像は“Disc29”の別楽曲「The Let Out」をバックに展開される。そして「Two Six」が始まると、ノースカロライナ州フェイエットビルのさまざまな風景を切り取った、荒々しくも構図の美しい印象的なコラージュが映し出される。J. Cole本人も、線路の上に立つ姿や、ヘッドホンをつけて自転車に乗る姿など、複数のシチュエーションで登場する。全体として、強烈なイメージと洗練された色彩処理が印象的な映像に仕上がっている。

この作品には、歌詞のテーマを深掘りする中で、ファンが考察したくなるようなディテールが数多く詰まっているだろう。『The Fall-Off』が本当にJ. Coleの最後のアルバムになるのかどうか、多くのファンはそうでないことを願っている。しかし、もしこれがラストだとしたら、これ以上ないほど強烈な締めくくりと言えるだろう。

Cam’ronが、J. Coleを相手取って起こしている訴訟について、自身のYouTube番組で初めて詳しく語った。

Cam’ronは、J. Coleとのコラボレーションを巡るトラブルを理由に、少なくとも50万ドル(約7,500万円)の支払いを求めている。

この件は、両者が過去に楽曲で協力関係にあったことに端を発している。

Cam’ronによると、彼は 「95 South」 (2021年)と 「Ready ’24」(2024年)の2曲でJ. Coleにフィーチャリング参加したが、それは将来的にJ. Coleから自身の楽曲に客演バースを提供してもらうという約束があったからだという。

しかし、Cam’ronが実際にバースを依頼したところ、J. Coleはそれを断ったとされている。

このやり取りについて、Cam’ronは自身のYouTube番組『Talk With Flee』で冗談交じりにこう振り返った。

「誇張して言えば、『今はチャクラが合ってない。月と星が揃わないとダメだ。俺は書く時は全力を注ぐ』みたいな感じでだった。だから俺は『じゃあ全力でやってくれよ』って言ったんだ」

Cam’ronが特に不満を感じている理由の一つは、自身がJ. Coleからのフィーチャリング依頼には迅速に応じていた点だ。

Cam’ronは「Ready ’24」のバースを、わずか20分で書き上げたと語っている。

その後、Cam’ronはJ. Coleにインタビューを依頼した。

近年メディアパーソナリティとしても活動しているCam’ronに対し、J. Coleは新作アルバムのプロモーションとしてインタビューを受けることに一度は同意したという。

しかしCam’ronによると、J. Coleはアルバム制作の遅れや、Kendrick Lamarとの注目を集めたビーフについて公に話したくなかったことを理由に、インタビューを何度も延期したとされている。

当初予定されていた2024年6月の収録は実現せず、2024年10月に延期されることになったが、その頃はちょうど Kendrick Lamarとのビーフが話題になっていた時期だった。

Cam’ronは「その話題(Kendrick Lamarとのビーツ)は出さない」と伝えたものの、J. Coleは「それを避けてインタビューはできない」として断ったという。

さらに2025年2月にも再調整が試みられたが、J. Coleは「まだアルバムを制作中だ」として再び応じなかったと、Cam’ronは主張している。

こうした経緯を受け、Cam’ronは昨年10月、J. Coleを相手取り訴訟を提起した。

訴状の中で彼は、「Ready ’24」への参加について一切の報酬を受け取っていないとし、少なくとも 50万ドル の支払いと、同楽曲の正式な共同作者クレジットを求めている。

なお、この訴えは「95 South」とは直接関係しないとされている。

一方、J. Cole はこの件について現時点でコメントしていない。

Durk側の弁護団は「陪審に不当な偏見を与える」と主張

アメリカ連邦検察は、今後予定されているLil Durkの殺人依頼に関わる裁判において、彼の歌詞やミュージックビデオ、関連する映像表現を証拠として使用することを禁じるよう求めたLil Durk側の要請を退けるよう、裁判官に強く求めている。検察は、これらの資料が陪審員に不当な先入観を与えるという主張に真っ向から反論している。

裁判資料によると、検察側は、被告本人の言葉や映像作品を排除することは、彼が直面している容疑と直接関係する重要な証拠を陪審が評価する機会を不当に制限することになると主張している。

本名Durk Devontay BanksことLil Durkは、ラップ界のライバルであるQuando Rondoに懸賞金をかけたとされる計画を主導したとして告発されている。この計画は、2022年にロサンゼルスで起きた銃撃事件につながり、Quando RondoのいとこであるSaviay’a “Luh Pab” Robinsonが死亡したとされている。

検察によれば、この計画は、2020年11月にアトランタのラウンジ外でQuando Rondoとの口論の末に死亡した、Lil Durkの親友でありOnly the Family(OTF)所属アーティストでもあったKing Vonの殺害への報復として動機づけられたという。

検察は、Lil Durkの意図、動機、そしてOTF内での指導的立場を示すものとして、複数のミュージックビデオや音源を証拠として提出している。そこには、Saviay’a “Luh Pab” Robinson殺害の2か月後に公開された「Risky」のMVや、「AHHH HA」、「Rumors(feat. Gucci Mane)」、「Hanging with Wolves」といった楽曲の歌詞が含まれている。

さらに、共犯者とされるDeandre Dontrell WilsonことDeeskiが参加している複数のLil Durkの楽曲も、検察側の証拠として提出された。

裁判資料によると、Lil Durkの歌詞の一部は、問題となっている暴力行為や、ライバルに対する行為への資金提供や指示に関与したとされる彼自身の立場を示唆しているとされる。その一例として、Nardo Wickの「Who Want Smoke?? (Remix)」でのLil Durkの冒頭バースが挙げられている。

「“Vonのために仕返ししろ”って俺のページで言ってくる、あいつらは分かってて煽ってる/血で血を洗う形で取り返した、やり方ってのはそういうもんだろ」

この楽曲には21 SavageやG Herboも参加している。

検察は、こうした歌詞が、Lil DurkがOTFのリーダーとして共犯者たちの暴力行為に資金を提供し、懸賞金をかけていたという主張を裏付けるものだと述べている。

また、共犯者の携帯電話から見つかったとされる、Boonie Moをフィーチャーした未発表曲「Scoom His Ass」も証拠として挙げられている。この楽曲はRobinson殺害前後の出来事を示唆しているとされる。

歌詞には次のような一節が含まれている。

「カリフォルニアで走り回り、ビバリーヒルズを銃を積んで通過/バウンティ・ハンター」

連邦当局は、Robinsonが射殺されたビバリー・グローブのガソリンスタンドがビバリーヒルズの近くに位置している点を指摘している。

検察側は、これらの資料を陪審に提示できないようにすることは司法プロセスを損なうものであり、被告自身の言葉を評価するという陪審の役割を弱めることになると主張している。特に、それらの言葉が起訴されている共謀と直接結びついていると政府が考えている以上、排除されるべきではないとしている。

一方、Lil Durk側の弁護団は1月にこの申し立てを行い、提出予定の証拠は「極めて大きな不当な偏見を生む危険がある」と主張した。さらに、政府は導入しようとしている音楽作品について十分な文脈説明をしていないとも指摘している。

「(どの音楽的証拠を使うかについての)通知には、誰が歌詞を書いたのか、いつ作られたのか、被告がそれを採用したのか、また政府がそれぞれの歌詞を争点となっている事実とどのように結びつけているのかが示されていない」と弁護側は述べている。

「こうした基本情報がなければ、その音楽証拠が起訴された共謀と時間的に関連しているのか、あるいは“時間的に離れすぎている”のかを裁判所は判断できない。」

Lil Durkは2024年10月にフロリダで逮捕されて以降、現在も勾留されている。マイアミ国際空港近くで、複数の国際線航空券を予約していたと当局が発表し、国外逃亡の恐れがあると判断されたためだ。彼は保釈なしで、裁判を待つ身となっている。

T.I.は、どうやらラップキャリアに終止符を打つつもりのようだ。次にリリースするアルバムが最後になることを明かした。

最近、T.I.はPharrellプロデュースによる楽曲「LET ’EM KNOW」を発表した。これは、2021年に初めて発表された次回作『Kill The King』からのリードシングルとなっている。Entertainment Tonightの取材に応じたアトランタ出身のT.I.は、この作品のリリースをもって“王冠を脱ぐ”と改めて語った。

「ありがたいことだよ。Pharrellがプロデュースした『LET ’EM KNOW』は、俺の最後のアルバムからの最初のシングルなんだ。これで終わりだ。みんな分かってくれればいい」とT.I.は語った。

「前から言ってきたけど、もうその時が来たんだ。」

実際、T.I.はこれまでも音楽制作以外への野心を作品の中で示唆してきた。直近のリリースは、2020年に発表された11枚目のスタジオ・アルバム『The L.I.B.R.A.』である。2024年10月には、ライブパフォーマンスからの引退を発表し、アトランタで開催された96.1 The Beat主催のホリデーコンサート「Jingle Ball」がラッパーとしての最後のステージとなった。

当時、彼は同ラジオ局に対し次のように語っている。

「俺にとって最後の仕事を用意してくれて感謝してる。もう金は必要ないし、これ以上パフォーマンスはしない。もうやりたくないんだ。人を楽しませるために跳ね回って汗をかく対価として金をもらいたくない。」

T.I.の副業の中でも特に注目されているのが、スタンドアップ・コメディへの挑戦だ。彼のデビュー・コメディ・スペシャル『Cheaper Than Therapy』は、2025年12月に自身のサイト「Tip Ain’t Funny」を通じて公開された。引退と復帰を繰り返してきた彼だが、自信に満ちたアトランタ出身のT.I.は、まだ世界や家庭に向けて発信できることが多くあると考えている。

「神様が授けてくれた才能はたくさんあると思う。それらにもっと時間とエネルギーを注ぎたいし、家族や孫たちと過ごす時間も増やしたい」とT.I.はETに語っている。

T.I.と妻のTameka “Tiny” Harrisの間には、合わせて7人の子どもがいる。そのうち3人(King、Major、Heiress)は夫婦の間に生まれた子どもだ。また、T.I.の長女Zonnique、そして息子のKingを通じて、すでに孫もいる。

現時点では、『Kill The King』のリリース日はまだ発表されていない。

マルチプラチナを獲得しているラッパーのWaleが、Leon Thomasをフィーチャーした「Watching Us」の公式ミュージックビデオを公開した。この楽曲は2025年11月にDef Jam Recordingsからリリースされ、Waleの8枚目のスタジオ・アルバム『everything is a lot』収録曲の中でも、ファンや批評家から高い評価を受ける一曲としてすぐに注目を集めた。

Goapeleの名曲「Closer」をノスタルジックにサンプリングしたこの楽曲は、Waleの内省的なストーリーテリングと、Leon Thomasの滑らかでソウルフルな歌声が見事に融合している。ロマンティックなトーンが楽曲に親密な雰囲気を与え、多くのリスナーの共感を呼んでいる。

Hidjiが監督を務めたシネマティックな映像では、自宅での静かな恋人同士の親密な時間と、ナイトライフのまばゆい光や絶え間ない動きとの対比が描かれている。この映像表現は、公の目にさらされながらも、個人的な関係を守ろうとする緊張感を強調している。

第68回グラミー賞で2部門を受賞したばかりのLeon Thomasと、ヒップホップ界で最も思慮深い存在の一人としてその評価を確立し続けるWale。本作のミュージックビデオは、両者にとっての祝福的な瞬間であり、彼らのクリエイティブな相性の良さを感じさせる作品となっている。