Ski Mask The Slump God

T-Painが、元コラボ相手であるDJ Khaledに“不義理”の疑いをかけて批判し、2人の確執がさらに深まっています。

R&BヒットメーカーのT-Painは最新のClub Shay Shayに出演し、Shannon Sharpeから「20年以上の音楽キャリアで学んだことは?」と質問されました。

彼はこう本音を漏らします。

「誰もお前の兄弟なんかじゃない。本当に誰もだ。利用できる間だけ、みんな兄弟ヅラしてくる。それがこの業界で、俺が学んだ最も早くて最も一貫した真実だ。」

そしてT-PainはDJ Khaledについて名指しで言及し、こう続けました。

「DJ Khaledを含め、色んなやつらが『お前は兄弟だ』って言ってきた。そんなの絶対信じるな!

DJ Khaledは立ち回りがうまいし、人によって態度を変える。でもこれはKhaledだけの問題じゃねえ。最初に思い浮かんだのが彼ってだけだ。」

さらに彼は、自分がどれだけ多くのアーティストを助けてきたかを振り返りながらこう続けます。

「何人のキャリアを俺が支えてきたか、考えてみろ。みんな『ありがとう!お前は兄弟だ!』って言ってくる…。でもそのどれも返ってこなかった。本当に何の意味もなかったんだ。誰かがお前のことをどれだけ大事に思ってると言っても、それにすがるな。お前に何を返せるか、それを言ってくるやつこそ大事にすべきなんだ。」

T-PainとDJ Khaledは2000年代後半から2010年代前半にかけて、「All I Do Is Win」「I’m So Hood」「Go Hard」など、数多くの大ヒット曲でタッグを組んできました。

しかし2人の関係は2013年頃から悪化。T-Painは、自分がKhaledに“冷遇”されていると感じ始め、代わりにFutureが重用されていると思ったといいます。

当時、T-PainはVIBEにこう語っています。

「Futureが今売れてる。Khaledは“その時に熱い人”と仕事をするタイプだから、T-Painの代わりに“もう一人のT-Pain”がいれば十分なんだよ。人を入れ替えるのなんて彼にとっては大したことじゃない。」

Ace Hoodとの「Bugatti」でFutureを起用した件について、T-Painがインスタで“ディスった”ように見える投稿をしたことが、Khaledとの関係をさらに悪化させました。

T-Painは2021年のDrink Champsの出演時にこう説明しています。

「Future自身は怒ってなかった…完全にスルーした。でもKhaledが俺に連絡してきて、『お前何してんの?』って。

彼は『動画を見返してみろ』って言うから見返したけど、『まあこれには反論できないな…』って思った。俺は本当に最低の友達だったよ。

Khaledは『投稿を消せ!俺のアーティストを悪く言うために使っただろ!』って怒ってきた。俺はため息ついて…まあ今でも言ったこと自体は間違ってないと思ってるけどな。」

そしてT-Painはこう締めくくっています。

「あれは単なる誤解だった。でもそのせいで、今でも俺とKhaledは一切関わりがないんだ。」


NasとDJ Premierの長らく待ち望まれていたジョイントアルバムがついに実現します。2人のHip-Hop界の巨匠が、期待のコラボ・フルアルバムのタイトル、リリース日、アートワークを正式に発表しました。

このプロジェクトのタイトルは 『Light-Years』。12月12日 に Mass Appeal Recordsからリリースされます。

『Light-Years』は、レーベルの「Legend Has It…」シリーズ第7弾にして最終章となります。同シリーズでは2025年を通して、ニューヨークの名だたるHip-Hopアーティストたちの新作アルバムを届けてきました。

6月にはSlick Rickがカムバック作『Victory』でシリーズをスタート。その後、Raekwon(『The Emperor’s New Clothes』)、Ghostface Killah(『Supreme Clientele 2』)、Mobb Deep(『Infinite』)、故Big L(『Harlem’s Finest: Return of the King』)、De La Soul(『Cabin in the Sky』)がバトンを繋ぎました。

Mass Appeal Recordsの共同オーナーでもあるNasは、Rolling Stoneのインタビューでこのシリーズについてこう語っています。

「まるで1995年が戻ったみたいだ。2025年には、その頃のあの感覚が確かにある。後退じゃなくて前進だけどね。あの緊張感、あのバイブス、人生の祝祭感、そして曲やアルバムが30年前に持っていた意味——それが今も生き続けているんだ。」

「若い世代のアーティストだって、あの初期のサウンドの影響を受けている。Slick Rickを筆頭に、Mobb Deep、Raekwon、Ghostface、De La Soul…彼らは誰もが唯一無二で、大胆で、知的で、本当に偉大なHip-Hopを作り上げてきた。」

「仲間の何人かはこの世を去ってしまったけれど、俺たちは今でも彼らのために表現し続けているし、彼らもこのシリーズを通じて自分たちを表現し続けている。これは偉大な影響力への称賛であり、彼らが築いた基準を忘れないという決意でもある。それが俺たちをより高く目指させるんだ。」

「このシリーズを通じて、Hip-Hopを激励し、インスパイアし、俺たち全員に“Hip-Hopの純粋さ”を思い出させたい。みんなでこれを実現できることを願っている。」

『Light-Years』は、NasとDJ Premierによる伝説的かつ長年続いてきたパートナーシップの集大成でもあります。これまでに2人は、Nasの『Illmatic』の「N.Y. State of Mind」「Represent」から、「Nas is Like」「2nd Childhood」まで、数多くのクラシックを生み出してきました。

フルアルバム制作の噂は長年ささやかれていましたが、2人は昨年ついに正式にプロジェクトを発表し、リードシングル「Define My Name」をリリースしました。

Nasによれば、『Light-Years』には新曲だけでなく、当初アルバム制作を話し合っていた時期に録音した古い楽曲も数曲収録されるとのことです。

「少なくとも当時のアイデアのうち2曲は、このアルバムに入っていると思う」と彼はRolling Stoneに語っています。「当時は完成させることができなかったけど、今年ついにそれらの録音をまとめることができた。」

さらに彼はこう付け加えました。

「とにかく、みんなに聴いてもらうのが待ちきれない。ほかの人たちがどう思うかはわからないけれど、俺とPremoにとっては、本当に長い時間をかけてようやく実現したものなんだ。」

「Trap Queen」で知られるラッパー、Fetty Wapが来年のホリデーシーズンに家に戻れることになりました。現在、薬物関連の罪で6年の実刑判決を受け服役中ですが、釈放予定日が2026年12月上旬に前倒しされたことが明らかになりました。

本名Willie Junior Maxwell II(ウィリー・ジュニア・マックスウェル II)のFetty Wapは、2021年10月に連邦薬物密売容疑で起訴・逮捕されました。50万ドルの保釈金で一時的に釈放されましたが、GPSモニターの着用が条件とされていました。

米国検察当局は、Fetty Wap(6人の容疑者の中で最後に逮捕)と共謀者たちが100kg以上の違法薬物を販売・流通させたと主張しています。

2023年に、前年の保釈違反による逮捕を経て、Fetty Wapはコカインの流通・所持共謀罪を認めました。これにより連邦刑務所で6年の判決を受け、その後5年間の監督下に置かれることとなりました。

当時、FBIのMichael Driscoll(マイケル・ドリスコル)捜査局次長は声明でこう述べています:

「この捜査で明らかになった薬物流通の経路は西海岸から地域コミュニティまで数千マイルにわたり、繰り返し人々の人生を破壊してきた依存症や過剰摂取の流行に大きく関与していました。今回の共謀事件にチャート上位のラップアーティストと矯正官が含まれていたという事実は、薬物取引がどれほど悪質なものとなっているかを明確に示しています。」

US Weeklyは釈放予定日が2026年12月9日へ前倒しされたと報じました。ただし、今回の変更理由については現時点で明らかにされていません。

当初は2027年3月13日の釈放が予定されていましたが、今年9月には2027年1月8日に早まるとの報道がありました。

裁判書類によると、Fetty Wapらは2019年6月から2020年6月にかけて、ニュージャージー州とロングアイランドを拠点に、コカイン、ヘロイン、フェンタニル、クラックコカインを含む100kg超の薬物を流通させていました。捜査では約150万ドルの現金、2丁の拳銃、ライフル、複数のピストルおよび弾薬も押収されたとのことです。

DJ Khaledの14枚目となるアルバム『Aalam of God』について、ファンの関心は「いつ発売されるのか」、そして最も重要な「誰が参加しているのか」という点に集まっています。KhaledはCBS Morningsで、その両方に回答しました。

番組の共同司会者であるGayle King(ゲイル・キング)、Tony Dokoupil(トニー・ドコウピル)、 Vladimir Duthiers(ヴラディーミル・ダシェイエ)にインタビューされたKhaleは、先行シングル「You Remind Me」について聞かれるとまずこう話しました。

「まず最初に、ジャマイカにリスペクトを。祈りを捧げたい。彼らは辛い時期を経験している。」

Vybz Kartel、Buju Banton、Bounty Killer などをどのように1つの曲に集めたのかについて、Khaledはこう例えています。「JAY-Z、2Pac、Nas、そしてボブ・マーリーを1曲に乗せるようなもの。」

この楽曲は、YoungBoy Never Broke Againが参加する「Hot Shot」。そしてとPost Malone を迎えた「Brother」は共に8月にリリースされました。

「“常に最高の存在に感謝し、互いに愛を示し、団結し、共に歩むべきだ”ということを表している」とKhaledは説明。アルバムタイトルについて「‘aalam’ はアラビア語で“世界”を意味する」とも付け加えました。

「自分は音楽で世界を表現している。良いバイブスやエネルギーを発信して、さらに人々をインスパイアし、モチベートしたい。」

アルバムは2026年にリリース予定で、Khaledが50歳を迎える年であると同時に、デビュー作『Listennn… the Album』の発売20周年にもあたります。

Khaledは「いつも自分がやることを、もっと大きな形で期待してほしい…『Aalam of God』にはみんなが参加する」と語りました。

「アルバムを正式にリリースするまで、俺たちは頑張り続ける」とも述べています。

G Herbo は最新アルバム『Lil Herb』のリリース直後、その中心的役割を果たす楽曲「Fallen Soldiers」の力強い新作ビデオを公開した。この曲は、彼の人生を形作ってきた人々、学び、そして思い出が持つ重みを描き出し、痛みと忍耐の両方に根差した作品となっている。

LVTRKevin が監督を務めた白黒のビデオには、G Herbo が地元コミュニティに囲まれ、子どもたちが歌い、家族が集まり、日常が営まれる様子が映し出される。映像は、失われた人々への敬意を示すと同時に、癒やしを称え、シカゴの精神と彼以前の世代が築いた遺産を体現している。

Don Cannon、Lyle LeDuff、Farmer によって制作された「Fallen Soldiers」 は、15曲で構成されたアルバム『Lil Herb』の核となる作品で、G Herbo の初期の視点やハングリー精神を再訪する “ホームカミング” 的な内容となっている。