Sound's Deli

アルバム『I Hope You’re Happy』で、音楽シーンにおけるトップクラスの存在感を確立した圧巻の1年を経て、BigXthaPlugは自身のレーベル600 Entertainmentを本格的に世に押し出そうとしている。同レーベルには、テキサス出身のラッパー Ro$ama、Yung Hood、Murdagang PB、KevanGotBandz、KaineMusic らが所属している。

そのクルーが放つ新曲が「6WA」だ。この楽曲は、ヴィンテージ感あふれるWest Coast サウンドをまとい、数々のカリフォルニアのラップ・レジェンドへのオマージュが散りばめられている。Rolling Stoneにて独占公開されたミュージックビデオでは、BigXthaPlug、Ro$ama、Yung Hood、Murdagang PBが出演。Jerry Morkaが監督を務めた映像では、キャンディペイントに輝くリムを纏ったクラシックカーで街を流し、“とにかくデカくやる”というテキサスの美学を体現している。

「6WA」は BigXthaPlug の圧倒的な存在感を軸にしながらも、参加している600 Entertainmentの各メンバーがそれぞれ強烈なパフォーマンスを見せているのも特徴だ。本作は、3月20日リリース予定の同名ミックステープ『6WA』からの先行シングル。
ジャケットアートは N.W.A の1989年のクラシック『Straight Outta Compton』にインスパイアされており、Snoop Dogg や、ダラスからカリフォルニアへと渡ったレジェンド、The D.O.C. も客演参加している。

このミックステープは、2024年の『Meet the 6ixers』に続く2作目であり、Screwed Up ClickやSwishahouseの系譜を継ぐ、次世代のテキサス発ブレイク必至レーベルとしての地位をさらに固める作品となっている。

BigXthaPlugは新曲とともに発表した声明で、次のように語っている。
「俺たちは、自分たちの言葉で自分たちを表現したい。これまでに経験してきたこと、乗り越えてきたこと、そしてどこから来たのかを伝えたいんだ。俺たちは全員、同じミッションと同じゴールを持っている」

以下が BigXthaPlug と 600 Entertainment の『6WA』収録曲リストだ。

6WA Track List
1. “6WA” [BigXthaPlug, Ro$ama, Yung Hood, Murdagang PB]
2. “A WORD FROM THE D.O.C.” [feat. D.O.C]
3. “I GO” [Ro$ama, Murdagang PB]
4. “SAFE TO SAY” [BigXthaPlug, Ro$ama]
5. “LONG LIVE FRESH” [BigXthaPlug, Ro$ama]
6. “6IXER PARTY” (feat. Snoop Dogg) [BigXthaPlug, Ro$ama, Murdagang PB, Yung Hood]
7. “FROM THE BOTTOM” [BigXthaPlug]
8. “LIFE OF A GANGSTER” [Ro$ama]
9. “DOPEMAN” [BigXthaPlug, Murdagang PB]
10. “THE HOTTEST” [BigXthaPlug, Yung Hood]
11. “AMERIKKKA’S MOST WANTED” [Ro$ama, Yung Hood]
12. “600 DEGREES” [BigXthaPlug, Ro$ama, Yung Hood, Murdagang PB]
13. “AIN’T NEVER SLOWIN’ DOWN” (Bonus) [BigXthaPlug, KevanGotBandz]
14. “WHO DUNNIT” (Bonus) [BigXthaPlug, KaineMusic]

本日3月2日は、Wu-Tang Clanの象徴的メンバーであり、ソロアーティスト、そして俳優としても成功を収めているMethod Man の誕生日だ。

1971年3月2日生まれのMethod Manは、2026年で55歳になった。90年代Hip-Hop黄金期を代表する存在のひとりでありながら、現在も第一線で影響力を持ち続けている稀有なアーティストだ。

Method Manは、伝説的Hip-Hop集団、Wu-Tang Clanのオリジナルメンバーとして1990年代初頭に登場。
1993年のデビューアルバム『Enter the Wu-Tang (36 Chambers)』では、独特なハスキーボイスとユーモアと攻撃性を併せ持つラップスタイルで一気に注目を集め、グループ内でも特に人気の高い存在となった。

Wu-Tangの中でも、メジャーシーンへの橋渡し役を担ったメンバーとして知られている。Method Manは、Wu-Tangメンバーの中でもソロとして最初にブレイクした人物だ。1994年にリリースされたソロデビューアルバム
『Tical』 は全米1位を記録し、大きな商業的成功を収めた。

Mary J. Bligeとの「All I Need」リミックス版でその地位を確立させる。

そして、RedmanとのコラボレーションはHip-Hop史に残る名タッグとして知られ、二人のアルバム Blackout! シリーズは今も高く評価されている。

Method Manは音楽活動にとどまらず、俳優としても確固たる地位を築いている。近年ではテレビドラマや映画への出演が続き、シリアスな役やストリート感のあるキャラクターの両方をこなす存在として評価されている。

Hip-Hop出身でありながら、演技力でキャリアを拡張した成功例のひとりだ。

Gnarls Barkleyが、18年に及ぶ活動休止期間に終止符を打ち、新曲「Pictures」をリリースした。彼らにとって実に18年ぶりとなる新作音源となる。

Grammy受賞歴を持つデュオ、CeeLo GreenとDanger Mouseは本作で再集結。Danger Mouseがプロデュースおよび共作を手がけている。このシングルは、2026年3月6日に10K ProjectsおよびAtlantic Recordsからリリース予定の、待望のサードアルバムにして最終作『Atlanta』の先行シングルとなる。

Gnarls Barkleyは2006年、デビューアルバム『St. Elsewhere』で世界的な成功を収めた。中でもシングル「Crazy」は各国のチャートを席巻し、Rolling Stone誌から「2000年代を代表する楽曲」に選出されるなど、圧倒的な評価を獲得。

今回の再始動について、CeeLo Greenは次のように語っている。
「『Pictures』は原点に立ち返るような感覚なんだ。すべてが一周して戻ってきた、そんな瞬間だよ。Gnarls Barkleyのスピリットは、常に“自己発見”にある。甘さも、切なさも、奇妙さも。宇宙のような広がりと、自分自身の内側にある冒険なんだ」

楽曲は、彼らが若き日々を過ごしたAtlantaでの体験から着想を得ており、特にMARTA(アトランタの公共交通機関)での思い出が色濃く反映されている。

「この曲は子どもの頃の体験から生まれた。中学校の校長先生が毎週金曜日になると、理由もなく俺を早退させたんだ。中二のとき、朝8時から午後2時半まで、ひとりで電車に乗って過ごしていた。曲のフックは、まさにその電車での時間そのものなんだ。移動しているときって、まるで映画のワンシーンみたいに景色が流れていく。MARTAの車窓から外を眺めながらね」

Dancehall界のレジェンド、Vybz Kartelがグローバル・スターShenseeaと再びタッグを組み、新曲「Panic」をリリースしました。このトラックは、Kartel Kartelの待望のニュー・アルバム『God & Time』からの 最初の公式シングルとしてリリースされており、既に幅広いプラットフォームで配信が始まっています。

「Panic」は、ちょうど10年前 に2人が初めてコラボした楽曲、「Loodi」の再会作でもあります。「Loodi」は 2016年 にリリースされ、Shenseeaを世界に知らしめる大ヒットとなり、Vybz Kartelのバックアップが彼女の国際的な成功を後押ししました。

今回の再タッグは、今や ジャマイカを代表するアーティストとして再び強力なケミストリーを見せていることを象徴しています。楽曲は夏にぴったりの ポップで弾むようなDancehallアンセム に仕上がっており、クラブ、TikTok、夜通しのスピーカーサウンドまで幅広いシーンで活躍しそうです。

Vybz Kartel はこのリリースについて次のようにコメントしています:

「10年前に『Loodi』で、俺たちはひとつの声明を打ち出した。あの曲がShenseeaを世に知らしめるきっかけになったんだ。『Panic』もまた、歴史に残る一曲になる。これは初日からずっと応援してくれているファンのためであり、いまこのサウンドを引き継いでいる新世代のための曲でもある。“God & Time”――すべてが、あるべきタイミングで噛み合ったということさ。」

つまり、10年前の「Loodi」がカルチャー的な足跡を残したように、「Panic” も 新旧ファン双方にとって記憶に残る一曲 になるはずだと語っています。

ミュージックビデオはマイアミで撮影 され、Shane Creativeがディレクションを担当。カリブ海のカラフルな世界観やDancehallならではの活気が映像にも反映されています。

2026年はVybz Kartel にとってまたひとつ重要な年となりそうです。アルバム『God & Time』の全貌は今後数ヶ月で明らかになっていく予定で、彼のキャリア史の中でも新たな章となることが期待されています。

T.I.と50 Centの長年にわたる確執が、ついに音源という形で激化した。

アトランタのラップレジェンドであるT.I.は、Verzuzバトルを巡る最近の舌戦を受け、2日連続で50 Centを標的にしたディス曲をリリースしている。

最初の一撃となったのは、2月22日に発表された約1分の短い楽曲「War」。

この曲でT.I.は、自身を“サウスのキング”と位置づけつつ、50 Centを格下扱いし、「お前ら、戦争がしたいのか?」という挑発的なフレーズと不敵な笑い声で締めくくった。

Verzuzでの対決を再び意識させる、警告的な一曲となっている。

その翌日、T.I.はさらに攻撃のギアを上げる。

新たに公開された「The Right One」は、「War」よりも長尺かつ過激な内容で、50 Centに対して容姿、キャリア、プライベートにまで踏み込んだ容赦ないリリックを連発。

ハードなTrapビートの上で、T.I.は50 Centがラップから距離を置いたキャリア選択を揶揄し、過去の人間関係やスキャンダルにも言及するなど、個人攻撃の度合いを一気に強めている。

さらに楽曲後半では、50 Centが過去にビーフを繰り広げてきた他のラッパーたちの名前を挙げ、音楽的な実績や“勝敗”を引き合いに出しながら、そのレガシー自体を否定。

「最終的には花を押し上げる場所(=墓)に行き着く」といった強烈なラインで締め、徹底的に叩き潰す姿勢を見せた。

今回の一連のディスは、Swizz BeatzとTimbalandが主導するVerzuzへの言及をきっかけに再燃した両者の関係悪化が、もはや修復不能なレベルに達していることを印象づけるものだ。

T.I.はすでに「50 Centへのリスペクトを失った」「同じステージに立ちたくない」と公言しており、単なるプロモーション的な応酬を超えた個人的対立へと発展している。

現時点で、50 Centは「War」「The Right One」のいずれにも公式な音源でのアンサーを出していない。

しかし、このまま沈黙を守るのか、それとも新たな反撃が飛び出すのか…