A$AP Rockyはこれまでも数々の印象的なミュージックビデオを発表してきた。特に10年前のサイケデリックな名作「LSD」は記憶に残っている人も多いだろう。しかし、長らく待たれていたニューアルバム『Don’t Be Dumb』から公開された、Winona Ryder (ウィノナ・ライダー)出演の新作MV「Punk Rocky」は、ユーモアとシュールさの面で新たな基準を打ち立てている。
内容は一言で説明するには少々情報過多だが、基本的な設定はこうだ。
歌う“眼球”を持ち、ピンクのカーラーを髪に巻いたA$AP Rockyが、自身のパンク・ロック・バンドとともにガレージでリハーサルをしている。一方、どうやら『ビーバス&バットヘッド』のTシャツを着た隣人役らしいWinona Ryderが、ブラックベリーを食べながら満足そうにそれを眺めている。やがて騒音に怒った別の隣人が現れ、騒動が巻き起こる。
発表によると、この映像では『Don’t Be Dumb』に登場する6つのオルターエゴのうち5人が実体化されているという。
A$AP Rocky自身が演じるGR1M、Tommy Revenge演じるRUGAHAND、ThotoによるBABUSHKA BOI、Williams兄弟が演じるSHIRTHEAD、そしてDUMMYが共演している。さらに、Winona Ryderのほか、
Danny ElfmanやThundercatそしてA$AP Nastも出演している。
このビデオは、ロッキー自身がFolkert Verdoorn、Simon Becks(総称して“Three Musketeers”)と共に監督を務め、Magna Studios、Freenjoy、AWGEが制作を担当した。
楽曲自体は比較的落ち着いたインディー・ロック調のグルーヴで、映像の常軌を逸したパフォーマンスとは必ずしも一致しないが、曲単体としても十分に魅力的だ。
作詞作曲はA$AP Rocky、Cristoforo Donadi(Ghost)、Adam King Feeney(Ging)、Zach Fogartyによるもの。
8年ぶりとなるロッキーのフルアルバム『Don’t Be Dumb』は、ティム・バートンによるアートワークをフィーチャーし、1月16日リリース予定となっている。