NBA YoungBoyが、NLE Choppaに向けたディストラック「Zero IQ Freestyle」を公開した。
この新曲では、NBA YoungBoyのヘイターたちや恋愛問題に対する不満も織り交ぜつつ、NLE Choppaへの言及も見られる。
NBA YoungBoyとNLE Choppaの確執はここ数年続いており、以前はChoppa側が和解を望んでいたものの、数週間前に発表されたディストラック「KO」で再びYoungBoyを標的にした。Choppaはこの曲の中で、YoungBoyが“若者へ悪影響を与えている”と批判し、たとえYoungBoyに“愛情”があっても、このビーフを押し通す姿勢を強調していた。
今回、バトンルージュ出身のYoungBoyはYouTubeで公開した「Zero IQ Freestyle」の楽曲とMVを通して、ついに返答したようだ。内容は主にヘイターや恋愛問題への不満を述べたものだが、一部のラインでNLE Choppaに関する発言が見られる。
『アイツに返答しろ』って言われたんだ。でもあいつは何も成し遂げたことなんかない。だから俺は『ノー』と言ったんだ。とYoungBoyは曲中でラップしている。
これはいわゆる“返答しないことが返答だ”というスタンスを示すラインで、完全にスルーするわけでもなく、半歩だけ踏み込んだような内容だ。
ファンの中には「もっと直接的なディスが欲しかった」という声もあるだろうが、YoungBoyはこのビーフを深刻に捉えていないようで、音楽で成功し続けることで返答しようとしているように見える。
ただし、今後NLE Choppaがどう動くかによっては、より辛辣で明確なディストラックをYoungBoyが出す可能性も否定できない。
一方、NLE Choppaはこのビーフを煽る姿勢を続けており、YoungBoyの地元バトンルージュに自身のディストラックを宣伝する看板を掲げたり、SNSで新たなディスを頻繁に予告したりしている。最新の投稿では「Zero IQ Freestyle」への反応とも取れる内容を示唆しており、近いうちに新曲が出る可能性もある。
さらに、このNBA YoungBoyとNLE Choppaの確執は両アーティストの家族や仲間、アンチまでも巻き込みながら広がり続けている。ここで落ち着くのか、それともこのストーリーはさらに続くのかは、今後の動向次第だ。