フィラデルフィアに本社を置くMitchell & Nessは、コレクターファンをはじめHip-Hopファンに長年愛され、Hip-Hopファッションのアイコン的なブランドなっている。
現地時間の2月18日、Complexによると、フィラデルフィア 76ersのオーナーであり、スポーツアパレル商品を取り扱うFanaticsのCEO Michael Rubinが、JAY-Z、Meek Mill、Lil Babyらと共にMitchell & Nessを推定2億5000万ドル(約287億円)で購入したという。
この取引により、Fanaticsは、Juggernaut Capital Partnersが以前所有していた75%の株式を取得した。残りの25%は、Lebron Jamesの長年のビジネスパートナーであるMaverick Carter や、TikTokで有名なD’amelio家(Charli、Dixie、Marc、Heidi)なども含む他の関係者で分け合うという。
『ファッションは周期的に変化するが、クラシックは永遠。Michtechell &Ness は真のクラシックだ。このブランドを初期からの利用者であると同時に、スポーツウェアからの脱却の一翼を担った。今よりもいいものにして、Mitchell & Nessというブランドの信頼性と品質を新しい世代に紹介するという役割を担えることを誇りに思う。』とJAY-Zは声明で述べている。
フィラデルフィア出身のMeek Millは、このニュースを祝うためにInstagramに、『昔、レトロシリーズのアイテムを本当に手に入れたかったんだ。でも今は俺たちはMitchell & Nessの会社自体を手に入れたんだ。とにかベースボールシャツがいますぐ欲しいな!一歩一歩BOSSになる様をフッド全体で見るんだ !』と投稿。
長年のファンにとって幸いなことに、FanaticsはMitchell & NessをFanatics Commerceネットワーク内の別組織として維持する予定なので、Mitchell & Nessに大きな変化はないだろう。Michael Rubinの会社は、アイテム数の拡大や世界的なブランド認知度の向上など、Mitchell & Nessのビジネスモデルを同社のプラットフォームと組み合わせることを検討しているとのこと。その為、Mitchell & NessのCEOであるKevin Wulffは、Fanatics Brandsの社長であるJoe Bozichに報告しながら、その役割を続投する予定。