YGの曲「How to Rob a Rapper」が、先日のPnB Rock殺害事件を受けて無神経であると判断され、非難を浴びている。YGの最新アルバム「I Got Issues」に収録されており、PnB Rockがロサンゼルスで強盗に襲われ死亡した数週間後の9月30日(金)にリリースされた。
カリフォルニアのMC、MozzyとD3sznをゲストに迎えた 「How to Rob a Rapper」は、YGがかなり奇抜な思考の元、Hip-Hopアーティストをヒッを襲撃する方法をステップバイステップで解説している。
『こんな感じでできるよ。どうやってラッパーを襲うか。油断しているやつを捕まえる。インスタライブをやっているやつ。どこにいるかを無知にも晒しているやつ。調子にのっている。自分の持っているジュエリーや乗っている車を見せているやつ。』 とラップしている。
先日リリースされたミュージックビデオにはリリックも表示されています。
9月12日のPnB Rockの悲劇的な死はまだ記憶に新しいが、YGは「How to Rob a Rapper」のリリースタイミングについてSNS上で批判に直面している。
『PnB RockがLAで強盗殺人されたことを考えると、YGが 「How to Rob a Rapper」という曲をドロップするのはやりすぎだ。』や『YGが新曲でPnB Rockをディスっているとは言わないが、タイミングは最悪だ。』といった意見が出ている。
また、ある意見では、『今はリアルタイムでアルバムから曲を削除できる時代なんだから、YGの「How To Rob A Rapper」はPnB Rockのことを考えると外した方が良かった。』とと提案する人もいる。更に、YGのレーベルであるDef Jamの責任を追及し、この楽曲をリリースしたレーベルの決定を『極めて無責任。』という人も出てきた。
しかし、誰もがこの曲に激怒しているわけではありません。1999年の曲「How to Rob」でラップ仲間をディスしたことで有名な50 Centは、YGを称賛している。
50 CEntはInstagramでミュージックビデオのスクリーンショットを公開しながら、『これはヤバい。YGの「How to Rob」をチェックしてくれ。最高だ。』と投稿。
YGはコメント欄で、『自分なりにオマージュさせてもらったよ。』絵文字を添えて好意的に受け止めている。
この曲をめぐる論争にはまだ言及していないが、YGは、PnB Rockの死後、彼に敬意を表したもメッセージを自身のInstagram ストーリーに書き込んでいる。