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Young Thugが、Capitol Recordsから解放されたKodak Blackに対し、自身のレーベルYSL Recordsへの加入を公式にオファーした。Kodak Blackがフリーエージェントになったというニュースがソーシャルメディアに広まるや否や、Young Thugはすぐさまその意思をXで宣言した。

「もし俺とディールを組んでくれるなら、あいつが欲しいと思うものなら何でも与えてやる。」

YSL Records(Young Stoner Life Records)は、Young Thugが2016年に設立したアトランタ拠点のレコードレーベル。Gunna、Lil Duke、Yung Blazeらを擁し、アトランタのトラップシーンを牽引してきた。2022年にはYoung Thug自身がERISA法違反を含むギャング関連の共謀罪で起訴され、長期にわたる裁判(通称「YSL裁判」)が続いた。2024年に有罪答弁を行い釈放。現在はレーベルを再建しながら活動を再開している

Kodak Blackは近年Capitol Recordsと契約していたが、同レーベルとの関係が終了したと報じられた。Hip-Hop業界においてフリーエージェントになることは、アーティストにとって新たな契約交渉の重要な機会となる。Young ThugはそのタイミングをすかさずXで捉え、ハッシュタグ「#NoCizzy」とともに強い熱意を示した。

Capitol Recordsは1942年にロサンゼルスで設立されたアメリカの大手レコードレーベル。現在はUniversal Music Groupの傘下。Katy Perry、Sam Smith、Beck、Coldplayなど多数の主要アーティストを擁する。Hip-Hop部門でもKendrick Lamar、Iggy Azalea、Kodak Blackといったアーティストと契約してきた実績がある。

Young ThugとKodak Blackの間には以前から相互リスペクトが存在していた。Young ThugはKodak Blackの独特のフロウとアトランタとは異なるフロリダ発のサウンドに注目してきたとされ、今回のオファーはYSL Recordsの再建に向けた積極的な動きの一環とも見られる。

Kodak Blackの本名はBill Kahan Kapri。フロリダ州ポンパノ・ビーチ出身のラッパーで、「Tunnel Vision」「ZEZE」などのヒット曲で知られる。過去には複数の刑事訴追を経験しており、2021年にはDonald Trump前大統領による大統領恩赦を受けたことでも話題となった。ダイレクトな歌詞とユニークなフロウで根強い人気を誇る。

今のところKodak Black側からの公式な反応は伝えられていない。Hip-Hop業界では、このようなレーベル間の引き合いがSNS上でオープンに行われるケースも増えており、今回の動きも大きな注目を集めている。YSL Recordsが今後どのようなラインナップを揃えるのか、引き続き動向が注視される。