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DaBabyがRoddy Ricchが客演で参加するシングル「Rockstar」について、フロリダ在住のプロデューサーから同曲のビートが盗まれたとする訴えを起こされた。

Rolling Stone誌によると、プロデューサーのJuJu Beatzは12月9日に訴訟を起こし、DaBabyとRoddy、同曲のプロデューサーとして名を連ねているSethinthekitchen、Interscope Records A&R Caroline Diazを共同被告として挙げているという。また、出版社のWarner Chappell Music、Interscopeの親会社であるUniversal Musicグループ、DaBabyの出版社であるProject Dreams Entertainmentも訴状に名を連ねている。

JuJu Beatzは、2019年にDaBabyのために「Selena」というビートをDiazに送ったところ、当事者はそれを盗み、翌年には自分たちのシングルをリリースし、彼を創作過程から切り離してしまったと主張している。

『原告のJuJu Beatzは2019年に被告に「Selena」という楽曲を提供し、被告は「Selena」を使って「Rockstar」というタイトルの音源を作成した 。被告DiazとDaBabyの代表は、2019年末から2020年初めにかけて40回以上、原告の「Selena」にアクセスした。』と訴状には書かれている。

さらにこう続く。『2020年の4月頃、被告DaBaby、Roddy Ricch、Portaroは、他の名前の付いた被告を通じて、原告のSelenaの作曲要素を多く含む「Rockstar」と題する音源をリリースした。』

Rolling Stone誌への声明の中で、JuJu Beatzの弁護士は、このシナリオは彼のクライアントの仕事上よく起こることだと述べている。

『音楽業界では、このような状況がほぼ毎日起きているのは残念なことです。業界の力とお金の不平等なバランスは、真のアーティストを黙らせるために使用されることがあります。』

『レーベルやメインストリームのアーティストやプロデューサーが、本当に最も重要な人物を切り捨てるのはあまりにも簡単です。この業界には、すべての人の人生を変えるのに十分なお金があるのに、そのお金はたいてい少数の人の手に渡ってしまうのですから、残念で仕方ありません。』と弁護士の声明は続けられました。

JuJu Beatzは、侵害1件につき15万ドルの法定賠償金を要求している。

楽曲「Rockstar」は2020年のBillboard Hot 100で7週連続首位を獲得し、DaBabyにとって初の1位、Roddyにとって2位となった。オーストラリアとイギリスでは6週間、アイルランドのチャートでは8週間1位を獲得し、国際的なヒット曲となった。