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Ice-Tは、2023年のグラミー賞にてJAY-Zが「99 Problems」のビーフと思われるものについて質問したことを明らかにした。

JAY-Zが2004年に発表したBlack Albumは、Billboard Hot 100のトップ30に入り、ダブルプラチナを獲得した彼の大ヒットアルバムの一つ。その中のアイコン的な曲「99 Problems」に有名なパンチライン「I got 99 problems, but a bitch ain’t one」は実はIce-Tの同名のオリジナル曲から借用したものである。

この2曲の関係は、昨年11月、ギャングスタ・ラップのパイオニアであるIce-Tが、JAY-Zがサンプリングしたことを、認めていないことに腹を立てているビデオが再浮上したことで再び注目されるようになった。

『なんでJAY-Zは、Ice-Tの曲からサンプリングしたと言わないんだ。リスペクトを見せろ。それが人との関わり合いってものだろ。もし俺がお前の立場で人の音楽をサンプリングするなら、周りにそのことを言う。』と2014年のRadio.comのインタビューで語っている。

JAY-ZはIce-Tのコメントを聞きつけ、今月初めに行われたグラミー賞でIce-Tに「99 Problems」について尋ねた。2人は同じ会場でそれぞれパフォーマンスを行った。JAY-ZはDJ Khaled、Lil Wayne、Rick Ross、John Legend、 Fridayy達と「God Did」で授賞式を締めくくり、Ice-TはHip-Hp50周年記念のトリビュートとして「New Jack Huslter」に挑戦した。

Ice-Tはグラミー賞でのJAY-Zとの話を次のように語った。『グラミー賞の会場で、JAY-Zが俺のところに来たんだ。JAY-Zは「Ice-T、俺があなたを尊敬していることはわかってくれているよね?」と聞いて来たから、俺はそうだ!と返したんだ。するとJAY-Zが「ネットの件なんだけど、怒っているよね?」と更に話して来たんだ。だから俺は怒ってなんかいないよ!と言ったんだ。メディアはありとあらゆインタビューの内容を持ち出して面白おかしく取り扱うから、俺は本当の話をしただけ。』とJAY-Zとの会話をBig Boyの番組、Neighborhoodにて振り返った。

続けて、Ice-Tは『「でも気を悪るくしているだろ?」とJAY-Zが言ったきたんだ。JAY-Zは俺達の仲のことを話し始めたんだ。俺は昔、JAY-Zに会ったことがあるんだ。かなり前の話だよ。JAY-Zがまだ駆け出しの頃だった。Big Daddy KaneがJAY-Zを連れてきたんだ。俺はJAY-ZとDame Dashを車に乗せて、色々と連れまわしたんだ、俺たちはその頃から友達なんだよ。』

そして核心の「99 Problems」についてIce-Tは語る。『でも、「99 Problems」をやったとき、曲の最後にIce!(JAY-Zの声真似をしながら)って言えただろ?ちょっと触れてくれてもよかったのにと思っている。でも、怒っているわけじゃない。ただみんなは本当のことをを知りたがっているから、言っただけなんだ。』と語った。